2023/03/31
劣化ウラン弾の危険性について
Yahoo!知恵袋(原子力災害)で、ウクライナに供与される劣化ウラン弾が健康上問題を起こす事はないと考え、ウクライナで劣化ウラン弾を使用する事を賛同している方がいらっしゃるようですので、劣化ウラン弾の危険性について説明したいと思います(怒)
まずは、劣化ウラン弾 ウクライナに(しんぶん赤旗 2023年3月25日)と元気スペシャル 白血病が急増、昨年の2倍 イラク アル・アリ医師が民医連で報告(全国民医連 2005年12月1日)を見ていただきたいのですが、こちらを見れば、劣化ウラン弾が有害である事がよく分かるのではないでしょうか。
尚、ウランは重金属ですので重金属としての毒性が存在し、重金属の中で毒性がないものなど存在しないというのは常識中の常識ではないでしょうか。
それと、プルトニウムの恐ろしさについてでも強調した話なのですが、環境研のウランの子孫を見ればわかる通り、ウランもプルトニウムと同様に、体内に取り込まれると、体内でα線やβ線やγ線やX線や中性子線を放出して別の放射性物質に崩壊して鉛になるまでに放射線を出し続ける事になるので、また、α線や中性子線は電離密度(環境省)が高いため、Bq値で健康への影響を評価しようとした場合、Bq値に何十倍もの係数をかけて評価する必要があると思いますが、ウランの半減期が長くて放射線をあまり出さないから健康上問題がないと考えている人は、この事に対する考慮が完全に抜け落ちているのではないでしょうか。*1
劣化ウランの放射能は少ないと言われていても、keisanの放射性物質のベクレル値で計算すると、1kgの238Uは12,444,800Bqですので、けっして放射能が少ないとは言えないのではないでしょうか。
因みに、琉球大学の劣化ウランはなぜ恐ろしいのかに劣化ウラン弾の危険性が詳しく説明されていますので、やる気がある方は、こちらをよく見てください。
*1 ウランが自発核分裂を起こした場合は話が変わって来ますが、ウランの自発核分裂の確率はかなり少ないと思いますので、この事にはあまりこだわらなくても良いのではないでしょうか。
※Yahoo!知恵袋[q11277842026]で質問して見ました。
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
追記:
美浜の会の劣化ウラン弾にプルトニウム混入の疑いも!という話もありますので、どうか見てください。
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