原発の非常用発電機は本当に大丈夫っすかね?(3)

Yahoo!知恵袋[q14276105274]の論議で東日本大震災が起きた時の非常用発電機の状態を調べましたので、原発の非常用発電機は本当に大丈夫っすかね?(2)の続きとして、調べた内容を以下に記しておきたいと思います。
福島第一原子力発電所(Wikipedia):「2011年(平成23年)3月11日:東北地方太平洋沖地震とその後の巨大津波で、外部からの電源と、何らかのトラブルにより稼動しなかったとされる非常用ディーゼル発電機を失い、「全交流電源喪失」状態に陥ったことで、原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールの冷却水を循環させる機能と非常用炉心冷却装置の機能を完全に喪失した。」
福島第二原子力発電所(Wikipedia):「2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により、3本の送電系統のうち原子炉建屋に繋がる2本を喪失、その後の津波の影響で、一部の非常用ディーゼル発電機が機能を喪失し1、2、4号機でRHRを含む原子炉の冷却機能が喪失したため、18時33分に通報(いわゆる10条通報)が行われた。」
女川原子力発電所(Wikipedia):「1号機の非常用ディーゼル発電機2台のうち1台が壊れていることが4月1日には発見されていたが、原子力安全・保安院への報告は4月8日であり、4月7日の余震時には使用不能であった。」「(3月11日に)原子炉建屋の地下が浸水した2号機は、発電機などを冷却する熱交換機が海水につかった為非常用発電機3台のうち2台が起動しないトラブルに見舞われたものの、別系統によって停止した。」
東通原子力発電所(Wikipedia):「4月7日の余震では、外部電源が使用不能となり、燃料プールの冷却ができなくなった。26分後、非常用発電機3台のうち、点検中だった2台を除く1台が起動して冷却を継続したが、外部電源復旧後、この1台から燃料漏れがみつかり、使用不能となった。」
六ヶ所再処理工場(Wikipedia):「2011年3月11日:東北地方太平洋沖地震により外部電源を喪失、非常用ディーゼル発電機2機で冷却水循環ポンプ等に給電したが、14日23時40分、ディーゼル発電機1機に不具合を生じたため停止して外部電源を使用、2時33分に給電が復旧した。残る1機も外部電源に切り替えた。」
こちらの内容をよく見て見ると、非常用発電機に日本の運命を託すのは大変危険だという事がよく分かるのではないでしょうか(苦笑)
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