2023/01/28
原発の発電コストは本当に安いのか(7)
原発の発電コストは本当に安いのか(6)の続きですが、ロシアが握る濃縮ウランは欧米の急所=荒木涼子(編集部)(エコノミストonline 2022年7月4日)によると、天然ウランの価格がロシアのウクライナ侵攻以前と比べてかなり高騰しているようですが、濃縮ウランの製造には多大なエネルギーが必要なので、核燃料の製造コストは天然ウランの価格と比べてさらに高騰しているのではないでしょうか。
また、天然ウランはロシアが約46%のシェアーを占めていますが、世界的な原発回帰でプーチンの笑いが止まらない?という事ですよね。
尚、原発の発電コストは本当に安いのか(5)で原発の発電コスト上昇、太陽光などより高く コスト優位性揺らぐ(毎日新聞 2021/7/12)という話を紹介しましたが、天然ウランの価格や核燃料の製造コストが上がっているのだから、経産省の出鱈目な方法で算出した原発のコストでさえ、太陽光発電よりもはるかに高いコストになっているはずですよね。
それでも、アメリカやフランスやイギリス等の核兵器大国の言いなりになっている自民党政府は、小林よしおライクに言えば「そんなの全然関係ねえ」という事ですよね。
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
- 関連記事
-
- やっぱり原発の電気は高かった!!
- 「原発安全対策費、6兆円超」でも原発の電気は安い?
- 志賀原発の直下の断層は活断層ではない?
- 原発の非常用発電機は本当に大丈夫っすかね?(3)
- 原発の非常用発電機は本当に大丈夫っすかね?(2)
- 高浜原発4号機の自動停止はプルサーマル運転のせい?(2)
- 高浜原発4号機の自動停止はプルサーマル運転のせい?
- 原発の発電コストは本当に安いのか(7)
- 再処理で核廃棄物を減らせる理由が分かりました?
- 原発の非常用発電機は本当に大丈夫っすかね?
- ドイツの発電コストはフランスより安くなった?(笑)
- 原発大国のイギリスも大変な事になっているようです
- もんじゅの核燃料の取り出しがやっと終わったそうです
- 川内原発はスーパー台風に襲われても大丈夫ですよね?
- 原発を稼働させるために太陽光発電の買取を縮小していた?
コメント