再処理で核廃棄物を減らせる理由が分かりました?

私はプルサーマル運転の危険性と問題性について(3)で再処理を行ってプルサーマル運転を行っても、プルトニウムやプルトニウム以外の超ウラン元素は減らないから、核廃棄物を減らしたり核廃棄物の毒性を短期間化出来ないのではないかという事を主張しましたが、よもやと思ってネットを良く調べてみたところ、日本原子力研究開発機構の高レベル放射性廃棄物の 減容化・有害度低減への挑戦(平成26年11月27日)というものを見つけました。*1
この内容を見てみると、使用済み核燃料をズタズタにしてプルトニウムやプルトニウム以外の超ウラン元素(=マイナーアクチノイド)をそれぞれ抽出して、プルトニウム以外の超ウラン元素を高速炉やADS(ATOMICA)で中性子を照射すれば核変換が出来るから、プルトニウム以外の超ウラン元素を減らせるという事が分かりましたが、このプランを実現するまで一体どれだけの費用と期間がかかるのか分からないし、大変恐ろしい事に、ポンコツで超危険なもんじゅを再稼働させて実験を行うつもりだったようですね。*2
因みに日本政府は、核廃棄物を減らしたり核廃棄物の半減期を短縮化する技術は全く完成しておらず、この技術を完成さるために多大な費用と期間がかかる事を一般国民に広く認知されないようにするために、上記の内容を敢えて資源エネルギー庁がお答えします!~核燃料サイクルについてよくある3つの質問に記さなかった可能性があるのではないでしょうか。
尚、ADSについては既存の原発から比べると全然安全そうですが、運転に伴って猛毒のポロニウムやそれ以上に原子番号が大きい核種が生成されるし、発電コストも高くて一定の危険性はあると思いますので、発電には使用せず、脱原発を達成した後に核廃棄物の早期無害化のために慎重に利用すれば良いのではないでしょうか。
*2 もんじゅがポンコツで超危険な理由は、もんじゅの危険性と問題性についてを見てください。
Yahoo!知恵袋[q12273657762]で質問して見ました。
追記:
仮に、日本原子力研究開発機構の高レベル放射性廃棄物の 減容化・有害度低減への挑戦(平成26年11月27日)のプランが成功したとしても、原発の運転のためにこれまで以上に大きなエネルギーと手間が必要になり、ただでさえ高いコストがなおさら高くなるのではないでしょうか。
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