2023/01/07
どうして銀河やクエーサーの発生は理論より早いのか
正月が明けてガソリン代を使って新潟県立図書館へ行って、日経サイエンスの2月号を拝読させてもらったところ、宇宙論を揺るがす黎明期の銀河という記事が目に止まり、こちらの記事によると、「驚くほど成熟した「初期」銀河」が発見され、既存のビッグバン理論では説明出来ないそうですが、私なら説明出来ると思いましたので、将来的に「ほら、俺が言っていた事が正しかったじゃないか!!」といやみったらしく言えるようにするために、今のうちにここで記して置きたいと思います(笑)
「驚くほど成熟した「初期」銀河」が存在する兆候は、かなりまえから観測事実としてつかんでいて、2000年以降に、この問題を解決するという意味からも、一部の学者からサイクリック宇宙論(Wikipedia)が提唱されていたのではないでしょうか。
因みに、超ひも理論の研究で有名な川合さんも、はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書)でサイクリック宇宙論を提唱していた事を思い出します。
これらのサイクリック宇宙論では、宇宙はビッグバン(Wikipedia)とビッグクランチ(Wikipedia)を繰り返し、ビッグバン時に過去の宇宙の物質の密度の分布の影響を受けるので、ビッグバンで出来た宇宙の物質密度は最初から不均一となって、ビッグバン時の量子論的な効果や暗黒物質の効果を取り入れても再現出来ない銀河やクエーサーの早期発生が説明出来るという事ではないでしょうか。
という事で、資本主義的な考え方の枠組みで資本主義社会の本質を理解したり、資本主義の問題を決して解決出来ないのと同じで、現在の宇宙の中に閉じた考え方の枠組みでは、現在の宇宙を正しく理解する事は決して出来ないという事ではないでしょうか(笑)
追記:
こちらでリニアの批判ばかり行っていたら、「ビッグクランチ」が私の脳内でいつのまにか「ビッグクエンチ」にすり替わってしまっていました(笑)
それと、ここでついでに言っておきますが、私はインフレーション理論がどうして必要なのか今一つ理解出来ないですし、インフレーションが起きる機構も全く解明されていないため、インフレーション理論は今のところはパスしています。
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