東北4県と北海道でがん死亡率が増えているようです

※本記事のタイトルは、正しくは「東北4県と北海道でがん死亡率が全国平均と比べて増えているようです」が正解でしたが、タイトルをこれ以上長くすると、画面上で折り返されてしまうのでこのままとさせていください。
福島第一原発事故による放射能の影響を見るために、本来なら県別のがんの罹患率の年次推移が一目で分かるデータがあれば良いのですが、そのようなデータが見つからなかったので、とりあえず、がん情報サービスのpref_AllCancer_mortality(1995-2021).xlsのデータを分析して下のグラフを作成しましたので、まずはこちらのグラフを見てください。
こちらのグラフによって、山形県と宮城県を除く東北4県と北海道と全国平均のがんによる死亡率の年次推移が分かりますが、山形県と宮城県を除いたのは、山形県と宮城県のデータに特段の異常が認められなかったためです。
また、75歳未満の年齢区分の平均値を採用したのは、私から見て、このデータが放射能の影響を見るのに最も適切だと思えたからです。
福島県のデータの傾向はおおむね想定通りの傾向を示していると思いましたが、福島県以外については、福島第一原発事故以前からがんによる死亡率の増加が始まり、福島第一原発事故以降さらにがんによる死亡率が上昇したように見えます。
この傾向は青森県と北海道と秋田県と岩手県に見えるのですが、もしかすると、六ヶ所再処理工場の影響という事はあり得ないでしょうか。
因みに、核情報六ヶ所再処理工場の試験で海に放出されたトリチウムは、福島総量の2.5倍?5倍?─本格運転で毎年海洋放出するのは?によると、2006年からトリチウムの放出が開始されたようですが、六ヶ所再処理工場の影響が2010年から本格的に現れ、福島第一原発事故によってターボがかかってしまったという事はあり得ないでしょうか。
Yahoo!知恵袋[q14274404874]で質問して見ました。
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追記:(2023/1/15)
がん情報サービスの死亡統計情報のリンクが誤っていましたので訂正しました。
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