もんじゅの核燃料の取り出しがやっと終わったそうです

もんじゅ、核燃料取り出しが完了 廃炉の第1段階の主要作業(朝日新聞 2022年10月16日)によると、2018年8月に開始した核燃料の取り出しがやっと終わったそうです。
普通の原子炉なら最短で数日というレベルで核燃料が取り出せるのに、もんじゅは冷却材に超危険な液体ナトリウムを使用しているために4年以上もかかっているので、この事だけ見てももんじゅがいかにろくでもない代物であるかという事がよく分かるのではないでしょうか。
まあそれでも、高速増殖炉用の富化度が高いMOX燃料が液体ナトリウムで満たされた原子炉容器から取り出せた事で少しは安全になったのでこれで少し安心しました。
ただし、もんじゅの危険性と問題性についての「*2」で説明した通り、まだ放射化された液体ナトリウムが原子炉容器の中に入っている間は安心出来ないし、高速増殖炉用の富化度が高いMOX燃料の冷却が止まると日本はオワコンになる可能性があるので注意が必要です。
尚、22年で稼働はたった250日。 廃炉される「もんじゅ」に投じられた金額に衝撃(BuzzFeedNews 2016年12月21日)によると「これまでに投じた予算:約1兆2千億円」で、年間維持費200億! それでも文科省が「もんじゅ」廃炉を決められないバカげた理由(現代ビジネス 2016.06.23)によるともんじゅの年間維持費は200億円なので、日本はこれまでもんじゅに核燃料の取り出し作業を除いて1兆3千億円以上も無駄な税金を払ってきたことになると思いますが、この責任は一体だれがとってくれるのでしょうかね(怒)
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