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    二酸化炭素の赤外線吸収について(4)

    Yahoo!知恵袋(地球温暖化)で、二酸化炭素の赤外線吸収域の赤外線は、水蒸気の赤外線吸収域の赤外線の吸収も考慮すると、大気中で吸収飽和しているから、二酸化炭素が増えても地球温暖化はしないといわれている方が未だに幅を利かせていて、砂漠の上空で観測されたとされる北海道大学の地球温暖化序論のP2の「図2:衛星で観測された地球放射のスペクトル」のグラフのデータを示して反論していたのですが、このデータを示すだけでは反論が不十分だと思いましたので、二酸化炭素の赤外線吸収について(3)の続きとして、何故、二酸化炭素が増えると二酸化炭素の赤外線吸収域の赤外線の宇宙放出量が減るのかという事をかなり話を単純化して説明した図を作成しましたので、公表させていただきます。
    尚、Yahoo!知恵袋(地球温暖化)で、北海道大学の地球温暖化序論のP2の「図2:衛星で観測された地球放射のスペクトル」の二酸化炭素の赤外線吸収域の赤外線の温度が絶対温度で220K付近であるため、宇宙から対流圏の温度がそのまま見えているだけだという反論がありましたが、こちらのグラフのデータを見ると、二酸化炭素の赤外線吸収域の赤外線の温度が220Kを下回っているし、気象庁の大気の構造と流れを見ると、対流圏界面の温度は220Kを上回っているので、そのような主張は誤りである事がはっきりと分かるのではないでしょうか。
    Yahoo!知恵袋[q10267866375]で質問して見ました。
    Yahoo!知恵袋[q14276023889]でも質問して見ました。
    Yahoo!知恵袋[q10276264245]でも質問して見ました。
    absco2inf7.jpg
    追記:
    Yahoo!知恵袋で質問して何を言っているのか分からないという批判を受け、説明図を改善しました。
    追記2:(2022/9/22)
    大気の窓=地球放射の窓という事が分かりましたので、記事のタイトルと関連部分の訂正を行いました。
    追記3:(2023/2/28)
    琉球大学の日本域における下向き赤外放射と温室効果ガスの相関(2014-03-31)の、「励起されたCO2分子と空気分子との衝突頻度が減少する空気密度の薄い対流圏界面付近でのみ,励起CO2分子は赤外線の再放射が可能であり,したがって,宇宙から測定される放射フラックスは空気密度が相対的に薄くなる温度220K(-53°C)の高度約10km~15km(圏界面)で最終的に放射されるスペクトルとして観測される.」という記載は、説明図の説明内容を概ね支持していましたが、説明図を若干訂正しました。
    それと、成層圏の温室効果気体が地球温暖化に寄与する事を否定されているかたがそれなりにいらっしゃるようですが、成層圏の水蒸気、地球温暖化に大きな影響(環境展望台 2010.01.28)によると、成層圏の水蒸気が地球温暖化に寄与するという事なので、二酸化炭素も同じ事ではないでしょうか。
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