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    福島の小児甲状腺がん激増の確認法について

    Yahoo!知恵袋(原子力災害)の質問を見ていたら、日本政府でさえ認めている福島の小児甲状腺がんの発見率の激増の確認法が分からない方がいらっしゃる事が分かり、その方に丁寧に回答したのですが、他にもそのような方がいらっしゃると悪いので、何時ものように老人心を発揮して、国連も「甲状腺がんの低いリスクがある」と言ってるよの続きとして、こちらにも小児甲状腺がんの発見率の激増の確認法を内容をブラッシュアップして記しておきたいと思います。
    福島県における小児甲状腺超音波検査について(首相官邸)によると、福島県の甲状腺検査は福島第一原発事故発生時に0~18才を対象にして2011年7月から開始したようですが、福島県の「県民健康調査」検討委員会 第5回「甲状腺検査評価部会」(平成27年2月2日開催)の中にある、資料1-1 県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【暫定版】 [PDFファイル/913KB]を見ると、調査開始後の丁度3年の2014/6/30の時点で、細胞診で「悪性ないし悪性疑い」となった人は104人です。
    この結果を年間罹患率に直すと、104人/3年/約30万人=約11.6人/10万人年ですが、がん情報サービスのcancer_incidence(1975-2015).xlsの2010年の甲状腺がんの罹患数を見ると、0~19才の平均罹患率が約0.3人/10万人年で0~24才の平均罹患率が約0.9人/10万人年ですから、もし甲状腺がんの罹患率が2010年以降同じであれば、受診者の年齢が上がっていった事等を考慮すると、原発事故がなければ、通常の診療体制であれば感覚的には0.6人/10万人年程度しか発見されなかったはずだと思います。*1
    したがって、福島県の
    甲状腺がん検査では、2011年7月~2014年6月の3年間で2010年の約20倍の頻度で甲状腺がんが発見された可能性が有るのではないかと思いますが、通常の約20倍の甲状腺がんの発見率(疑いも含む)は、検査体制の強化だけでは説明出来ないのではないでしょうか。
    尚、福島の小児甲状腺がん287人〜事故10年で1万人に6人手術(OurPlanet-TV 2021/07/23)によると、2011~2013年度の甲状腺がん検査(一巡目検査)の受診者の102人は手術済みなので、2014/6/30の時点で「細胞診で悪性ないし悪性疑い」とされた104人はほぼ全員甲状腺がんで手術を受けたという事になるのではないでしょうか。
    *1 このデータは、Excelとある程度の互換性が有るLibreOfficeのCalcでは、下のようにして確認することが出来ますが、罹患率の数値の単位は、10万人あたりの罹患数です。
    追記:
    thyroiddata.jpg
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