2021/11/22
引き伸ばしレンズにテレコンを付けて見ました(2)
ハ〇〇・〇フをいつものように徘徊していたら、ジャンクボックスの中から1100円でNATIONAL VW-LT1(1.4倍?)というかなり程度が良さそうなフロントテレコンを掘り当てたのですが、レンズとの接合部が550円で購入したSONY VCL-1546より3mm大きい49mmだったため、周辺画質の向上が期待出来るのではないかと考えて、物欲に負けてまたジャンクレンズを買ってしまいました。
自分の巣に持ち帰って外観や写りを確認したところ、見た目も性能も殆ど同じで落胆したのですが、気を取り直してFUJINON-ES 1:4/50mmをF8にした状態で装着していろいろと試行錯誤を行って見たところ、テレコンとレンズと引き伸ばしレンズの間の距離を約4cmにする事によって倍率色収差がそれなりに緩和されて周辺部の解像度をいくらか改善出来たようです(喜)
この状態で撮影すればLightroomの色収差補正とカラーノイズ補正で倍率色収差を目立たなくなる事が分かり、1600×1200画素であれば十分使える事が分かりましたので、新潟県立植物園で撮影した画像を見てやってください。
尚、NATIONAL VW-LT1はフロントテレコンのため逆光耐性がかなり低く、多分昔のコーティング技術の問題で逆光でなくてもコントラストが少し低下するため、また、先端部に72mmのフィルターを装着出来るようなのでフードが欲しくなってしまいましたが、つい最近MD W.ROKKOR 28mm 1:3.5用のメタルフードを新品で買ったばかりなので、フード病になってしまうかもしれません(笑)
因みに、引き伸ばしレンズにテレコンを付けて35mm換算で140mmですが、このぐらいの焦点距離で風景を写すのもそれなりに面白いものですね。
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
テレコンとレンズと引き伸ばしレンズの間の距離を離したら、周辺部の解像度は少し向上したのですが、シビアにチェックしていたら緑色の色相が少しおかしくなった事が分かったので、緑色の色相を変えたり緑被り補正を行う必要が出て来ましたが、1100円で購入したテレコンなのでヨシとしました(笑)
また、レンズの重量もかなり重くなってしまいましたが、M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8とM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を二つ合わせた重量と大差がないので、こちらもヨシとしました(笑)
尚、テレコンを付けるとさすがにM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8に画質で完敗しますが、FUJINON-ES 1:4/50mmだけだと、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8よりも透明感があるような感じがします。
追記2:
フード病になってフードを買って来ましたので、フードを付けた状態の画像を一番最後にアップしました。
焦点距離が70mmしかないのに、フルサイズ版の135mmのレンズとほぼ同じ長さと重さになってしまいましたが、重厚感と操作感が素晴らしく、周辺部の解像度は今一つですが、1600×1200画素であれば殆ど問題にならないし、普通の市販のレンズにありがちな周辺減光もほとんど感じられないのでヨシとしましょう(笑)
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