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    揚水発電と自然エネルギー発電の組み合わせについて

    揚水発電をご存じない方が多くいらっしゃると思えたので、まずは揚水発電の仕組みを説明させていただきます。
    揚水発電は、何らかのエネルギーを使って水を高い所に汲み上げ、電力が必要な時に汲み上げた水を利用して水力発電と同様の方法で発電するというシンプルな発電方式です。*1
    原発は、ガス火力発電と違って電力需要に合わせて出力調整が出来ないため、苦肉の策として揚水発電を利用していますが、電力需要が少ない夜間に原発で作った過剰な電力を使って水を高い所に汲み上げ、電力需要が多い昼間に汲み上げた水を利用して発電するようにしています。*2
    揚水発電は、エネルギー効率(Wikipedia)によるとエネルギー効率は約70%と低いですが、揚水発電の効率は基本的に、{汲み上げ用のポンプの効率}×{水力発電の効率}となるためです。
    原発で大量の電力を発電した場合は揚水発電が必須となるため、熱効率が悪い原発のエネルギー効率は、出力調整が簡単で素早く出来る火力発電のエネルギー効率よりさらに悪化します。*3
    ここで本題に入りますが、自然エネルギー発電は自然の状態によって発電量がもろに左右されるけれども、揚水発電と組み合わせて使用すればこの問題をかなり緩和する事が可能となります。
    日本は山間部が多くて揚水発電所は作りやすいし、周りが海で囲まれている島国なので、洋上風力発電が非常に有効で、温泉が出る地域は地熱発電も使えます。
    また、発電量はそれほどでもないですが、使用済み核燃料の崩壊熱を利用した発電についてで説明した崩壊熱発電も利用できるはずです。
    このように、少し頭を使えば化石燃料の使用をどんどん減らせるのではないでしょうか。
    尚、原発が火力発電より地球に優しくない理由は、どうして原発は火力発電より地球に優しくないのかを見てください。
    それと、世の中には、ドイツは自然エネルギーを利用するようになって電気料金が二倍になったとか電力が足りないから輸入をしているという事を言っている人がいらっしゃるようですが、この主張に対する批判は、スマートジャパンのドイツの電気料金が高いのはなぜ?輸出が上回ったドイツの電力、脱原発でも伸びるを見てください。
    *2 原子炉で無理に出力調整を行ってキセノンオーバーライド(Wikipedia)が発生し、結果的に原子炉の制御棒の欠陥によって核反応が暴走して原子炉が爆発したのがチェルノブイリ原発ですが、チェルノブイリ原発の制御棒の欠陥については、今中さんのチェルノブイリ原発事故原因の見直しを見てください。
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