原発の発電コストは本当に安いのか(6)

Yahoo!知恵袋で回答するためにネットを検索していたところ、福島第一原発の事故処理費用、10年間で13兆円 政府想定21.5兆円超える懸念強く(東京新聞 2021年3月23日)という記事を今頃発見したのですが、原発の発電コストは本当に安いのか(5)の続きとして「福島第一原発の事故処理費用、10年間で13兆円」についての私の感想を簡単に記しておきたいと思います。
原発の発電コストは本当に安いのか(3)で、福島第一事故の対応に最大81兆円 シンクタンクが試算(朝日新聞 2019年3月9日)という記事を紹介しましたが、ごく単純に考えると(81兆円/13兆円)×10年=約62年なので、「福島第一事故の対応に最大81兆円」という試算は「そんなもんかなー」という感じです。
しかしながら、上で紹介した東京新聞の記事の「政府想定21.5兆円」というのは(21.5兆円/13兆円)×10年=約16.5年なので「あり得ねー!!」という感じですよね。
政府はわざと事故対応費用を過小評価しているのではないかと思いますが、上記の内容を考え見て、原発の発電コストは本当に安いのか(5)で紹介した原発の発電コスト上昇、太陽光などより高く コスト優位性揺らぐ(毎日新聞 2021/7/12)という話を思い出して「原発のコストが一番高いに決まってるじゃん!!」とか「また原発事故が起きたらどうしてくれる訳!!」と憤るのは私だけでしょうかね(泣)
Yahoo!知恵袋[q12253282522]で質問して見ました。
追記:
ナウシカのフリーの画像集をまじまじと見ていて、ナウシカの正装はピンク->青の2段階ではなくて、ピンク->紺->青の3段階に変化している事に今頃気が付きましたが、オウムの血液が乾燥して紺から青に変化したのでしょうかね。
追記2:
フランスの原発は大丈夫っすかね?の「追記」も見てください。
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
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引き伸ばしレンズにテレコンを付けて見ました(3)

本日は久しぶりに日光が拝めたので、引き伸ばしレンズにテレコンを付けて車が出かけたら、「涙の後には虹も出る」という某大衆向けTV時代劇ドラマ番組の主題歌で言い表されていたような奇麗な虹が出ていて、その虹を撮影したら運よく虹に向かって飛んでいる猛禽類が映り込んでいたので、画像をアップさせていただきました。
因みに、虹の根元には幸せがあるという話がありますが、猛禽類にとっての幸せは獲物を一杯仕留める事でしょうかね(笑)
ところで、テレコンは古き良き時代の作りで精度は高いと思っていたのですが、中心部でも倍率色収差が僅かに発生している事が分かり、リングを取り換えてテレコンを約180度回転させたら見事に中心部の倍率色収差が出なくなったので、またしても命拾いしました(喜)
それにしても、倍率色収差が特に周辺で出まくって全体的に解像度はメーカー製の単焦点レンズよりもかなり劣り、発色も今一つで現像も結構手間がかかりますが、私がジャンクボックスの中から救い出してやったレンズなので、大事に使ってやる事にしましょう(笑)
尚、4枚目のみノートリミングで逆光のテスト用に撮影した画像ですが、フロントテレコンの割にはフレアーは抑えられているのではないでしょうか。
それと、フードの効果はよく分からないのですが、見た目が良いので細かい事は詮索しないようお願いします(笑)
それにしても、この様な画像を撮影していると、フルサイズの高画素機に手ごろなサイズの高性能な望遠レンズを付けて撮影し、自分の巣に帰ってニヤニヤしながら画像を強拡大してブログにアップして自慢したくなりますが、身の丈を超えた事をやると痛い目に合いそうなので、レンズをとっかえひっかえして根性と現像テクニックで頑張りたいと思います(笑)
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
未練がましく、フルサイズの高画素機ならこの画像が奇麗になりますよねという画像を2枚目にアップさせていただきました。
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高速炉による長寿命核種の短命化について

Yahoo!知恵袋(原子力)で回答するためにネットを検索したところ、東京工業大学等の長寿命核分裂生成物の半減時間を9年以下に短縮という記事を今頃見つけて愕然としましたので、核燃料の再処理の危険性と問題性について(2)に関連する内容として、東京工業大学と東北大学の提案内容に対する私の見解を記しておきたいと思います。
この提案の一番の問題点は、私が核燃料の再処理の危険性と問題性についてで記した、「(9) MOX燃料を燃焼する方が半減期が8千万年の244Puや半減期約8500年の245Cm等の超ウラン元素がウラン燃料を燃焼するよりより多く生成されると思われるが、これらの半減期が非常に長い放射性物質をどうするのかという事が大問題である。」という事の対策が記されていない事だと思っています。
確かに、核分裂生成物は、中性子を当ててさらに不安定化させて短命化出来るのでしょうけれど、原子量が大きい長寿命で毒性が高い244Puや245Cm等の超ウラン元素の生成量はどうなるのか明らかにされていないと思えます。
私としては、核燃料の再処理の危険性と問題性についての(9)で記した通りなのですが、この事について分かりやすく示してもらいたいものです。
また、長寿命核分裂生成物を短命化出来るといっても、「特に135Csと93Zrは中性子吸収断面積が低いため非常に難しいと考えられている。」と記されている通り、全ての長寿命核分裂生成物が短命化出来る訳ではないし、短命化出来る長寿命核分裂生成物の短命化についても、かなりの時間とコストが必要となり、原発が発電によって生成させる長寿命核分裂生成物に生成に追いつく事は決して出来ないのではないでしょうか。
それと、プルサーマル運転の危険性と問題性についての(1)で記した通り、プルトニウムを燃焼させるMOX燃料は、発生する中性子が多くてスピードが速いため、高速炉の炉心の周辺部に劣化ウランを配置すれば、軽水炉以上に核兵器用のプルトニウムが作れる事になると思うので、「核不拡散」とは全く逆の結果を生み出す事になるのではないかと思うのは私だけでしょうか。
それと、高速増殖炉の実証炉のもんじゅは、もんじゅの危険性と問題性についてで記したように、冷却材を危険極まりない液体ナトリウムにし、ECCSも装備出来ない方式だから、軽水炉とは別次元の危険極まりない代物でしたが、これから日本が作ろうとしている発電用高速炉も、MOX燃料中のプルトニウムの割合がプルサーマル以上に多いと考えられるので、軽水炉でプルサーマル運転するよりさらに危険な代物になる事は間違いないと思うのは私だけでしょうか。
Yahoo!知恵袋[q13253111308]で質問して見ました。
追記:
ロシアで稼働中の高速実証炉「BN-800」に初回取替用MOX燃料を装荷(原子力新聞 03 Feb 2020)によると、ロシアでは高速炉は実証段階に入っているようですが、冷却材は液体ナトリウムなので、もんじゅと同様にかなり危険だと思います。
追記2:
プルサーマル運転の危険性と問題性についての(10)で記した通り、再処理を行ってMOX燃料を燃焼させても新たにプルトニウムが出来るので、再処理とMOX燃料の燃焼によって効率よくプルトニウムを減らす事は出来ないと考えられるし、高速炉の炉心の周辺部に劣化ウランを配置すれば、原理的にはプルトニウムを増殖出来る可能性がある事に注意してください。
追記3:
もんじゅは高速中性子を利用するという意味では高速炉なのですが、もんじゅの危険性と問題性は、もんじゅの危険性と問題性についてを見てください。
追記4:
MOX燃料を高速炉で燃焼させても、基本的に核廃棄物は減りませんので、プルサーマル運転の危険性と問題性について(3)を見てください。

量子力学における不確定性関係について

Yahoo!知恵袋(物理学)を見ていて、どうして量子力学において不確定性関係が成り立つのかというというような質問が出ていて、私も不確定性関係の証明法を忘れてしまったので、ネットで調べたところ結果だけ示して証明が記されていないサイトが多かったのですが、物理とかというサイトの不確定性関係の証明で証明法が詳細に記されていましたので、きちんと量子力学を学ぶ気がある人は、こちらの内容を理解される事をお勧めします。
尚、Yahoo!知恵袋(物理学)で、波動関数の振幅がガウス分布に従っていて、フーリエ変換を行うと不確定性関係が出て来るというような回答をいくつか見かけましたが、波動関数の振幅がガウス分布に従っていればフーリエ変換によって不確定性関係が出て来るから文句はないですよね、というような証明の形になっていると思えるため、きちんとした証明にはなっていないと思うのは私だけでしょうか。
また、量子の波動関数は、不確定性関係を満たしていれば必ずしも波動関数の振幅がガウス分布に従っている必要はないはずだし、原子核に束縛された電子は、波動関数の振幅がガウス分布に従っているとすると、波動関数のガウス分布の極大値の部分が原子核の周りを周回する事になり、電子の存在確率が高い場所は電荷密度が高いと仮定しなければならないので、ボーアの量子条件について量子ポテンシャル理論についての「追記:」で問題にした束縛電子の電磁波の発生が起きてしまうので、波動関数の振幅がガウス分布に従っているという考え方は、自由粒子の状態の電子にしか適用出来ないのではないでしょうか。
それと、不確定性関係の事を「不確定性原理」と呼ぶ人が多くいらっしゃるようですが、量子力学における位置の演算子と運動量の演算子の非可換性から必然的に導き出される位置と運動量の関係を「原理」と呼ぶのはいかがなものかと思うのは私だけでしょうか。

原油価格の上昇で世界中が大変な事になっていますが

イランの制裁を解除してイランから原油を輸入する事は出来ないのでしょうか?(笑)
Yahoo!知恵袋[q11253007166]で質問して見ました。
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
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引き伸ばしレンズにテレコンを付けて見ました(2)

・〇フをいつものように徘徊していたら、ジャンクボックスの中から1100円でNATIONAL VW-LT1(1.4倍?)というかなり程度が良さそうなフロントテレコンを掘り当てたのですが、レンズとの接合部が550円で購入したSONY VCL-1546より3mm大きい49mmだったため、周辺画質の向上が期待出来るのではないかと考えて、物欲に負けてまたジャンクレンズを買ってしまいました。
自分の巣に持ち帰って外観や写りを確認したところ、見た目も性能も殆ど同じで落胆したのですが、気を取り直してFUJINON-ES 1:4/50mmをF8にした状態で装着していろいろと試行錯誤を行って見たところ、テレコンとレンズと引き伸ばしレンズの間の距離を約4cmにする事によって倍率色収差がそれなりに緩和されて周辺部の解像度をいくらか改善出来たようです(喜)
この状態で撮影すればLightroomの色収差補正とカラーノイズ補正で倍率色収差を目立たなくなる事が分かり、1600×1200画素であれば十分使える事が分かりましたので、新潟県立植物園で撮影した画像を見てやってください。
尚、NATIONAL VW-LT1はフロントテレコンのため逆光耐性がかなり低く、多分昔のコーティング技術の問題で逆光でなくてもコントラストが少し低下するため、また、先端部に72mmのフィルターを装着出来るようなのでフードが欲しくなってしまいましたが、つい最近MD W.ROKKOR 28mm 1:3.5用のメタルフードを新品で買ったばかりなので、フード病になってしまうかもしれません(笑)
因みに、引き伸ばしレンズにテレコンを付けて35mm換算で140mmですが、このぐらいの焦点距離で風景を写すのもそれなりに面白いものですね。
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
テレコンとレンズと引き伸ばしレンズの間の距離を離したら、周辺部の解像度は少し向上したのですが、シビアにチェックしていたら緑色の色相が少しおかしくなった事が分かったので、緑色の色相を変えたり緑被り補正を行う必要が出て来ましたが、1100円で購入したテレコンなのでヨシとしました(笑)
また、レンズの重量もかなり重くなってしまいましたが、M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8とM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を二つ合わせた重量と大差がないので、こちらもヨシとしました(笑)
尚、テレコンを付けるとさすがにM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8に画質で完敗しますが、FUJINON-ES 1:4/50mmだけだとM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8よりも透明感があるような感じがします。
追記2:
フード病になってフードを買って来ましたので、フードを付けた状態の画像を一番最後にアップしました。
焦点距離が70mmしかないのに、フルサイズ版の135mmのレンズとほぼ同じ長さと重さになってしまいましたが、重厚感と操作感が素晴らしく、周辺部の解像度は今一つですが、1600×1200画素であれば殆ど問題にならないし、普通の市販のレンズにありがちな周辺減光もほとんど感じられないのでヨシとしましょう(笑)
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140年ぶりの部分月食を撮って見ました

140年ぶりの部分月食という事で、月が雲の切れ間から出て来るのを待ち構えていたところ、短い時間だけ月が雲間から出て来たので、なんとか部分月食のピークに近い時間(約18:14)に撮影が出来ました。
カメラとレンズは、LUMIX G8とLUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 IIで、絞りをF5.6で露出時間はISO800で1秒必要だったので、三脚は使ったのですがレリーズを準備しなかったため、ブレと日周運動を考慮して広角端の100mmで撮影しているのでかなりトリミングをしていますが、レリーズを準備して150mm程度で撮影すれば良かったと後悔しています(泣)
心の準備をしないまま慌てて準備して撮影したので、月食中の月面の模様は、肉眼で見えた状態と比べて余り有意性は感じられないですが、東京の電磁波地獄から新潟に無事に逃げ帰って来て、140年ぶりの部分月食が撮影出来たという事だけでヨシとしたいと思います(笑)
それにしても、月食の撮影を甘く見ていたのが敗因なのですが、月食の撮影には、F2.8程度の明るくて解像度が高い200mmから300mm単焦点の望遠レンズか、望遠レンズが暗い場合は、きちんとした自動追尾式の赤道義がないと他人に自慢出来るような画像はゲット出来ないのかもしれないですね(泣)
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
BORGの元開発者の速報:11/19の部分月食5態&当日の雲 2021/11/20のBORG72FLで撮影した画像を見て見たのですが、私の画像は、機材が貧弱な割にはよく写っていると思いました(笑)
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紅葉をオールド標準レンズで撮って来ました(3)

本日はLUMIX GX7にMD W.ROKKOR 28mm 1:3.5を付けてテスト撮影を兼ねて、秋葉湖のうら寂しい紅葉と花を撮影して来ました。
今回のテスト内容は、ケンコーのMCクローズアップ NEO No.1をプロテクターレンズ代わりに付けたらどうなるのかという事と絞りをもう少し絞ったらどうなるのかというテストですが、クローズアップレンズについては、焦点距離が少し長くなって恐らく実焦点距離が約29mmになり、倍率色収差がほんの少しだけ少なくなった事をすでに確認しています(喜)
絞りはEXIFデータがないので分からなくなってしまいましたが、アップした画像は、たしかF3.5で撮影した花の画像を除いて多分F7.1かF8です。
撮影場所でカメラで画質を確認したところ、F6.3にすると周辺画質や軸上色収差がそれなりに改善され、F7.1にすると申し分のない画像になるという感覚がありましたが、背景がごちゃごちゃしている場合は、F3.5でも実用レベルの画質である事が分かりましたので、暗くてごちゃごちゃした場所では、F3.5を使っても大丈夫だと思いました。
尚、今日は疲れたので今回の画像は倍率色収差の補正しかしていませんが、花の画像は無修正ですので、近接撮影では倍率色収差は殆ど出ないようですね。
今後は、何とかしてレンズの位置を正規の位置に持って行けるようにしたいと思っていますが、無限遠に合わせるとかなりオーバーインフ状態なのにここまで花を大きく写せたのは、クローズアップレンズを付けていたからなのかもしれないですね(笑)
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
1枚目と3枚目の画像は、暗くて見ていて鬱になりそうなので、少し明るくしました(笑)
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原発の『使用済み核燃料』はどこへ?

Yahoo!知恵袋(地球温暖化)で「原発を動かせ!!」と叫んでいる人達がいるのですが、そのような人たちは、使用済み核燃料の置場所が限界に近づいている事を知っているのでしょうかね。
また、原発と再処理が地球を温暖化させて来た事は、地球温暖化の最大の原因は原発と再処理ですよね?地球温暖化の最大の原因は原発と再処理ですよね?(2)を見ればよく分かるのではないでしょうか。
ところで、使用済核燃料の置場所がなくなって多くの原発でリラッキングを行っているのですが、核燃料のリラッキングの危険性についてを見れば分かるように、使用済み核燃料が核燃料プールの中に溜まればたまるほど、使用済み核燃料プールで大事故が発生する危険性が高まるのではないでしょうか。*1
尚、最近はMOX燃料の使用率が高まっていますが、MOX燃料を使用するプルサーマル運転によって、プルサーマル運転の危険性と問題性について等でも記している通り、約500年冷却しなければならないという噂もあるので、今後は使用済核燃料の置場の問題はさらに深刻になるはずだし、プルサーマル運転によって原発の事故の危険性や原発事故が起きた時の影響が大きくなるのではないでしょうか。
*1 リラッキングによって起きたと思える福島第一原発の4号機の水素爆発については、福島第一原発の4号機の爆発について福島第一原発の4号機の爆発について(2)を見てください。

二酸化炭素の赤外線吸収について(2)

Yahoo!知恵袋(地球温暖化)で回答していて、地球温暖化懐疑論者の中で二酸化炭素の赤外線吸収について正しく理解出来ていないと思える方がいらっしゃる事が分かりましたので、二酸化炭素の赤外線吸収についての続きとして、二酸化炭素等の気体の赤外線吸収について念を入れて説明したいと思います。
その前にまず、温室効果気体(Wikipedia)「大気通過後の放射スペクトル分布」のグラフを見てください。
左側の赤い部分は太陽から地球に入射される光のスペクトルを表し、右側の青い部分は地球から放射される赤外線のスペクトルを表していますが、大気の窓(地球放射の窓)は地球からほとんどそのまま放射される赤外線のスペクトルの領域に該当する概念です。*1
分かりにくいのは二酸化炭素の赤外線吸収域なのですが、私の見立てでは二酸化炭素の赤外線吸収域は約13~17μmの赤外線波長領域です。
「大気通過後の放射スペクトル分布」を見ると二酸化炭素の赤外線吸収域の赤外線は殆ど大気に吸収されているように見えるため、地球温暖化懐疑論者の方は、二酸化炭素が増えても宇宙に放出される赤外線量は変わらないと誤解してその事を力説しているようです。
この誤解を解くデータが北海道大学の地球温暖化序論のP2の「図2:衛星で観測された地球放射のスペクトル」のグラフのデータとなります。
このグラフのデータでは、量は少ないですが、二酸化炭素の吸収域の赤外線が宇宙放射されている事は明らかです。
そして、温室効果のメカニズムと気候影響(幌延深地層研究計画札幌報告会2018)のP23を見ると、約13~17μmの赤外線の宇宙放射の量は、水蒸気の濃度が低い場合は二酸化炭素の濃度に大きく左右される事が理解出来ると思います。
したがって、大気の窓と地球放射の窓の違いは、大気の窓の赤外線は温暖化物質が殆ど吸収出来ないのでそのまま宇宙空間に放出されるけれど、二酸化炭素の赤外線吸収域は、特に水蒸気が少ない砂漠の上空では温暖化物質の濃度によって宇宙空間に放出される量が変化するという事です。*2
例え話をすれば、大気の窓にはカーテンは無いけれど、二酸化炭素の赤外線吸収域には水蒸気と二酸化炭素という赤外線の放出量を調節する2枚のカーテンがあり、砂漠の上空では水蒸気のカーテンが薄いため、二酸化炭素のカーテンの影響が大きくなる訳です。
そして、水蒸気は人間がコントロール出来ないですが、二酸化炭素は人類が減らす事が出来るから、二酸化炭素を何とか減らそうという事になっている訳です。
*1 光の反射によって、地球から可視光も放出されていますが、二酸化炭素等の温室効果気体は可視光は殆ど吸収しないし、黒体放射の理論を元に論議を行うのが都合が良いため、このグラフでは、太陽も地球も黒体放射を行っている物体として取り扱っているようです。
*2 気象研究所の二酸化炭素15μm吸収帯赤外線カメラによる 温室効果ガス可視化デモンストレーションの図2を見ると、15μmの赤外線は大気中を100m進んだだけで殆ど二酸化炭素に吸収されてしまう事が分かるのですが、これでも約13~17μmの赤外線が宇宙に放出されるのは、この波長領域の赤外線が大気に吸収と再放出を繰り返しながら、成層圏まで伝播して行くからではないでしょうか。
追記:
追記2:
大気の窓と地球放射の窓について(4)での成果に基づいて、水蒸気の少ない砂漠地帯とそうでない地帯に関る記述を正確化しました。
追記5:(2022/9/22)
大気の窓=地球放射の窓という事が分かりましたので、記事のタイトルと関連部分の訂正を行いました。
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
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「北極上空に異例のオゾンホール」だそうです

Yahoo!知恵袋(地球温暖化)で回答していて、少し前の情報を思い出したのですが、北極上空に異例のオゾンホール、記録的大きさに(CNN 2020.04.16)だそうです。
私の浅はかな考えでは、地球温暖化によって北極圏の上空の成層圏の部分の温度が上昇したり水蒸気の量が増える等して、オゾンの分解が促進してこのような事になったのではないかと思うのですが、地球温暖化の進行によって、今後はこのような事がもっとひどくなるのではないかと考えるのは私が単に臆病者だからでしょうか(泣)
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
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リニアモーターカーよ、やはりお前もか(4)

リニアモーターカーよ、やはりお前もか(3)の続きですが、ネットでリニアモーターカーのクエンチの対策を調べていたところ、Joe & Santaroさんのリニアの強引無理ニア #2:浮上なのに車輪が4種類!?という記事を見つけました。
個人のブログの情報なので、何処まで正しいかは分からないのですが、もしこの情報が正しいとすると、クエンチ対策は結局のところ、主に金属製の「緊急着地輪」と「案内ストッパ輪」だけがたよりという事になると思えると思われます。
これらの金属製の輪だけで時速500Km/hで走行しているリニアモーターカーを150Km/hまで減速してタイヤが出せるまでもち耐えられるのだろうかと心配になるのは私が無知だからなのでしょうか。
また、上記の情報を見て、リニアモーターカーは、地震による揺れに対して具体的のどれくらいまで耐えられるのかという事も心配になるのも私が無知だからでしょうか。
Yahoo!知恵袋[q11278559946]で質問して見ました。
Yahoo!知恵袋[q13278903613]でも質問して見ました。
Yahoo!知恵袋[q10279248130]でも質問して見ました。
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
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引き伸ばしレンズにテレコンを付けて見ました

・〇フを徘徊していたら、ジャンクボックスの中に550円でSONY VCL-1546というフロントテレコンが入っていて、目で覗いた限りでは、普通のテレコンより少しだけ色収差が少ないように感じたので、ダメもとで購入してFUJINON-ES 1:4/50mmをF5.6の状態にしてLUMIX GX7につけた状態で付けて新潟県立植物園でテスト撮影をして見ました。
1枚目はテストをしたカメラの状態ですが、かなり重くなってしまいました(笑)
2枚目はテレコン無しで撮影したもので、3枚目はテレコン有で撮影した画像です。
4枚目~6枚目の左側はテレコン有で右側はテレコン無しの比較画像ですが、テレコン有の画像は、https://geolog.mydns.jp/www.geocities.jp/gimproject1/plug-ins/chromatic-aberration/index.htmlで1600×1200画素に書き出した画像に対してアグレッシブに倍率色収差の補正を行っていますので、この事に注意してください。
尚、私の環境でのテレコンの拡大率は約1.4倍でした。
中央部はまあまあ解像しているのでトリミングよりはマシですが、最周辺部の解像度はほんのわずかしか改善していなくて、しかも色収差が除去しきれなくなってしまったので、フロントテレコンの効果はかなり微妙な感じですね。
それと、当然逆光に弱くなりましたが、コントラストの低下や色合いの変化が殆ど見られなかったのがせめてもの救いです(笑)
やはり、遠くのものを撮影する場合は、おとなしく現行の望遠ズームで撮影した方が賢いと今更ながら思いましたが、550円で勉強しながら暇つぶしが出来たらヨシとしましょう(笑)
それと、最後の画像はテレコンを付けた状態で撮影した画像で倍率色収差を補正していないのですが、ボケが非常に柔らかくて、花を少し離れた状態で撮影するのには適しているようですね(笑)
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8にSONY VCL-1546を付けてテストして見たところ、パープルフリンジを青くしたような色収差が出て来てしまいましたが、やはり、ビデオ用のテレコンをカメラのレンズに付けるのは厳しいみたいですね。
追記2:
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6も試して見ましたが、テレ端ではかえって解像度が低下したようなので、SONY VCL-1546をフロントテレコンレンズとして使用する場合は、中望遠レンズ用と考えた方が良いのではないでしょうか。
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「伊方原発3号機、差し止め却下」は意味不明です!!

伊方原発3号機、差し止め却下 広島地裁決定(中国新聞 2021/11/4 )を見て、広島地裁が伊方原発を動かして良いと判断した事を意味不明だと思うのは私だけでしょうか。
尚、私は原発が地震に弱い事は、福島第一原発事故で十分証明済みだと思っていますので、福島第一原発事故の経過の疑問点について福島第一原発事故の経過の疑問点について(2)を見てください。
それと、伊方原発3号機はプルサーマル運転を行うつもりだと思いますが、プルサーマル運転の危険性と問題性は、プルサーマル運転の危険性と問題性についてを見てください。
また、電気事業連合会の使用済燃料貯蔵対策の取組強化について(2018年11月20日)のP5を見ると、伊方原発3号機もリラッキング済みなので、私の考えが正しければ、伊方原発3号機も福島第一原発の4号機の爆発について福島第一原発の4号機の爆発について(2)に記している事が起きる可能性があると思うのですが、いかがでしょうか。
追記:
政府は、日本のプルトニウムを減らすためにプルサーマル運転を行っているかのようなポーズを取っていますが、プルサーマル運転を行っても効率よくプルトニウムを減らせない事は、プルサーマル運転の危険性と問題性についての(10)見てください。
尚、私としては、プルサーマル運転によって核兵器用のプルトニウムを作りやすくなるのではないかと思っています。

紅葉をジャンク引き伸ばしレンズで撮って来ました

本日は、天気予報に反して空の晴れ間が出たので、ハ〇〇・〇フのジャンクボックスの中で私の心を満たすためにじっと私を待ち続けていてくれたFUJINON-ES 1:4/50mmをF5.6の状態にしてLUMIX GX7につけて新潟県立植物園の紅葉を撮影して来ました。
やはり、35mm換算で100mmでは風景の撮影は難しいですが、本日は祝日で人が多くて画角の中に人様が入らないようにするのは楽でした(笑)
それにしても、3群4枚のテッサータイプのFUJINON-ES 1:4/50mmの透明感は凄いですね。
本日は、LUMIX GX7の発色にいくらか疑問符が付きましたが、Lightroomで誤魔化せたので、また、LUMIX GX7とは付き合いが長いので、広い心で許してやる事にしました(笑)
それと、本日はSDカードを本体に入れるのを忘れて出かけたので、撮影しようとしたときに焦ったのですが、何時もバックアップのSDカードを1枚持ち歩いていたので命拾いしました(笑)
因みに、買った時から後ろ側のレンズの周辺部に黒い小さなチリのようなものが付いていて、強く拭いてもとれなかったので、どうせF5.6で使うので絞りで隠れるから無理をしないでそのままにしていたのですが、ルーペで確認したら、黒い何かが頑固にこびりついてる事が分かり、コーティングはマゼンタ系で強そうだったので、爪楊枝で軽くひっかいたら見事に取れてまた気持ちよくなってしまいました(笑)
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
こちらも何か物足りないので最後に一枚追加しましたが、2倍デジタルズームで撮影した画像を約2倍でトリミングしたので35mm換算で約400mmになっています。
当然画質は悪いので、くれぐれも拡大して目を凝らして見ないようお願いします(笑)
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MD W.ROKKOR 28mm 1:3.5の倍率色収差について

本日もコストパフォーマンスが優れたレンズを求めてハ〇〇・〇フを徘徊して来たのですが、倍率色収差補正のテストのためには絶好の被写体があったので、MD W.ROKKOR 28mm 1:3.5にLUMIX GX7を付けて撮影し、倍率色収差の補正のテストを行って見ました。*1
1枚目の画像は1600×1200画素に縮小してhttps://geolog.mydns.jp/www.geocities.jp/gimproject1/plug-ins/chromatic-aberration/index.htmlで色収差補正とLightroomのシャープネス補完だけを行った画像で、絞りはF5.6です。
2枚目から4枚目の左側の画像1600×1200画素に縮小しただけの画像の拡大画像で、真ん中はGIMPのプラグインでBlue=0.6、Red=-0.6にして倍率色収差補正を行った後の拡大画像で、右側がさらにLightroomでシャープネス補完を行った拡大画像で、2枚目は左端部分比較画像で3枚名は中心部分の比較画像で4枚目は右端部分の比較画像です。
これらの比較画像を見ると、1600×1200画素に縮小して現像すると、倍率色収差が殆どきれいに除去出来て、F5.6で方ボケや周辺部の解像度低下等も殆ど認められないと思いますが、流石は痩せても枯れても日本がまだ輝いていたころのフルサイズ用レンズですね(笑)
やはり、少し手間はかかっても、フルサイズ用のオールドレンズをマイクロフォーサーズのボディで使うという贅沢は癖になりそうですね(笑)
因みに、MD W.ROKKOR 28mm 1:3.5より短い焦点距離でコストパフォーマンスが高そうなレンズは無さそうなので諦めて、逆に35m換算で200mm前後(実焦点距離は100mm前後)のレンズ求めてジャンクボックスを漁っていたら、それなりに使えそうな135mmの単焦点のジャンクレンズを見つけたのですが、残念ながら、MD W.ROKKOR 28mm 1:3.5やFUJINON-ES 1:4/50mmのような、現在でも第一線級のレンズとして使えるようなレンズではなさそうだったので、振り出しに戻って再検討中です。
*1 私はマウントアダプターを使用しないでBORGのパーツと粘着テープで適当に取り付けていますので、レンズが正規の位置からずれているため、正規に取り付けた場合よりも倍率収差が多めに出ている可能性がありますので、どうかご注意ください。
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
細かい話ですが、ネットの情報によると、MD W.ROKKOR 28mm 1:3.5は5群5枚なので、レンズの張り合わせ面がないので、バルサム切れは心配しなくていいみたいですね。
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