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    特殊相対性理論における等加速運動について(2)

    双子のパラドックスの計算について(2)のx'(t')の精度を上げるために、特殊相対性理論における等加速運動についてで得た、u'(t')=ctanh(a't'/c+arctanh(u'(0)/c))という等加速系の相対速度関数の積分の解析解を計算して見たいと思います。
    ctanh(a't'/c+arctanh(u'(0)/c))の不定積分∫ctanh(a't'/c+arctanh(u'(0)/c))dt'は、
    c∫tanh(a't'/c+arctanh(u'(0)/c))dt'と変形出来ますが、T'(t')=a't'/c+arctanh(u'(0)/c)と置くと、c∫tanh(T'(t'))(dt'/dT’(t'))dT’(t'),dt'/dT'(t')=c/a'なので、
    c∫tanh(T'(t'))(c/a')dT'(t')=(c^2/a')∫tanh(T'(t'))dT'(t')となります。
    そして、∫tanh(x)dx=log(2cosh(x))+Cなので、(c^2/a')∫tanh(T'(t'))dT'(t')=(c^2/a')log(2cosh(T'(t')))+C,U'(t')=(c^2/a')log(2cosh(T(t')))+Cとなります。
    また、U'(0)=(c^2/a')log(2cosh(T'(0)))+C,C=-(c^2/a')log(2cosh(T'(0)))+U'(0)となり、等加速系の移動距離関数はU'(t')=(c^2/a')log(cosh(a't'/c+arctanh(u'(0)/c))/cosh(arctanh(u'(0)/c)))+U'(0)となりますが、log(cosh(x))の形は下の通りです。logcosh5.jpg
    追記:
    ネットを見ると、私の結論と異なる結論を出していると思える記事が存在する事が分かりましたが、そのような記事は、等速運動しか適用出来ないはずのローレンツ変換を利用して計算を行っているせいではないかと思っています。

    双子のパラドックスの計算について(2)

    双子のパラドックスの計算についてで求めたt=∫[0→t']√(e^(2|a'x'(t')|/c^2)-(v'(t')/c)^2)dt'を使って、双子の間には実際にどの程度時間がズレるのか、LibreOfficeのCalcで軽く計算して下のグラフを作成して見ました(笑) *1
    計算を簡単にするためにc=1,t1'=4,t2'=8,a'(t'=0~2,4~6)=0.25,a'(t'=2~4,6~8)=-0.25とし、v'(t')は特殊相対性理論における等加速運動についてで求めたu'(t')=ctanh(a't'/c+arctanh(u'(0)/c))を利用し、x'(t')は特殊相対性理論における等加速運動について(2)で求めたU'(t')=(c^2/a')log(cosh(a't'/c+arctanh(u'(0)/c))/cosh(arctanh(u'(0)/c)))+U'(0)を利用しました。
    そして、t'のサンプリング間隔=0.1として、dt=∫[0→t']√(e^(2|a'x'(t')|/c^2)-(v'(t')/c)^2)dt'を計算して適当に足し合わせて数値積分を行ったので、誤差はそれなりにあるかもしれません。
    私の計算が正しければ、例えば時間の単位を年にすると、地球からロケットで等加減速して8年かけて約0.96光年弱離れたX地点まで行って帰って来る場合、地球上の固有時は約8.8年経過する事になります。
    因みにこの場合は、ロケットは2年後と6年後に光速の約46%まで加速する事になります。
    *1 t=地球上の固有時,t'=ロケットの系の固有時で、「'」がついている変数や関数は、ロケットの系の物理量を表す変数と関数です。twins12.jpg
    追記:
    特殊相対性理論における等加速運動について(2)でu'(t’)の積分の解析解を求めてx'(t')に利用したグラフに差し替え、本文も訂正しました。

    双子のパラドックスの計算について

    双子のパラドックス(Wikipedia)についてネットを調べても、結局双子の間の時間差を定量的にスッキリと説明していると思える記事が見当たらなかったので、正しいという保証はありませんが、双子の間の時間差を計算する方法を以下に記したいと思います。
    x’=0で等加減速を開始した系の計量はds'^2=(cdt'/[等加減速による時間の遅れ])^2-dx'^2
    のはずですが、山形大学のよく見る相対論の誤解の空気をよく読むと
    [等加減速による時間の遅れ]=lim[n→∞]{(1/(1+|a'x'|/nc^2))^n}=1/e^(|a'x'|/c^2)
    と思えるので、目的とする計量を
    ds'^2=(cdt'/(1/e^(|a'x'|/c^2)))^2-dx'^2=e^(2|a'x'|/c^2)cdt'^2-dx'^2
    と仮定し、静止系の計量をdy=dz=0としてds^2=(cdt)^2として両辺の計量を等号で結ぶと
    (cdt)^2=e^(2|a'x'|/c^2)cdt'^2-dx'^2となり、両辺をcdt'^2で割ると
    (dt/dt')^2=e^(2|a'x'|/c^2)-(dx'/dt')^2/c^2となりますが、dx'/dt'=v'とすると
    (dt/dt')^2=e^(2|a'x'|/c^2)-(v'/c)^2
    dt/dt'=√(e^(2|a'x'|/c^2)-(v'/c)^2)
    dt=√(e^(2|a'x'|/c^2)-(v'/c)^2)dt'
    t=∫[0→t']√(e^(2|a'x'|/c^2)-(v'/c)^2)dt'となり、x'=x'(t'),v'=v'(t')とすれば
    t=∫[0→t']√(e^(2|a'x'(t')|/c^2)-(v'(t')/c)^2)dt'となります。*1 *2
    そして、この定積分をt=t(t')とし、双子の一方は原点に留まり続け、双子のもう一方が乗ったロケットをt0=t0'=0で原点で発射して等加減速してロケットの系の固有時t1'にX地点に到達し、方向を反転して再度等加減速してロケットの系の固有時t2'に原点に戻って来る場合、t1',t2'を静止系の固有間に変換すると、t1=t(t1')>t1',t2=t(t2')>t2'となるはずです。
    *1 [等加減速による時間の遅れ]=lim[n→∞]{(1/(1+|a'x'|/nc^2))^n}とした理由は、よく見る相対論の誤解のP4の「一様でない重力の場合」を読むと、等加減速系の場合はx'を微小区間に分割して微小区間の時間の遅れを1/(1+|a'⊿x'|/c^2)とし、この時間の遅れを累乗して集積して等加減速系の計量を構成するのが適切だと考えたからです。
    *2 |x'|と|x'(t')|は等加減速運動を開始した地点からのx座標上の距離を表しています。
    追記:
    追記2:
    等加減速系の計量のa'x'(t')を|a'x'(t')|としたのは、ロケットが前に加速しても後ろに加速しても静止系から見た時間の遅れは変わらないと考えないと不合理ですし、減速という運動は進行方向に向かって正反対に加速するする事と等しいからです。
    そして、よく見る相対論の誤解のP4にある「図6. 超高層ビル」のg1~gNについては、等加速後に等減速を行った場合、等加速区間はg1~gk=a',等減速区間はgk+1~gN=-a'なので、g1~gN=|a'|と評価すれば、等加速後と等減速を混合しても上で求めた計算が成立する事になると思いますが、厳密な証明は、相対性理論を真面目に勉強する気がある方にお任せします(笑)
    追記3:(2023/4/22→2023/9/6訂正)
    等加減速系の計量のa'x'(t')を絶対値化して|a'x'(t')|とする理由は、|a'x'(t')|としなければdt/dt'の時間反転対称性が崩れてしまうという事に気が付きましたが、等価原理自体が人為的な仮定なので、私の計算法が正しいかどうかは、E=mc^2と同様に実験によって確かめるしかないという事にしてください(笑)
    追記4:(2023/8/28)
    等加減速系の計量にa'x'(t')ではなくて|a'x'(t')|を採用する理由に、t=∫[0→t']√(e^(2|a'x'(t')|/c^2)-(v'(t')/c)^2)dt'の√の中が負にならないようにするためという事を記すのを忘れていましたが、√の中が負になってしまったら、平坦な時空で何が何だか分からなくなってしまうため、√の中が負にならないようにするためにも、|a'x'(t')|としなければならないという事にしてください(笑)
    追記5:(2023/9/3)
    加速系の計量と回転系の計量にはつながりがあると思いますので、平坦な時空の回転系の計量についてを見てください。

    桜と紅葉を撮って来ました

    タイトルを見て、私が原発や放射能の事ばかり考えているため、ついに頭が狂ったのではないかと思った方が数多くいらっしゃるかもしれないですが、狂ったのは私の頭ではなくて地球の方ですので、アップした画像をどうかよく見てやってください。
    因みにこちらの画像は、いつものようにLUMIX FZ200を持ってぶらっと車でうろついていたら、何とかと煙は高い所に上りたがるという事でついつい山道に迷い込み、粟ヶ岳の登山道の入り口で行き止まりになった場所で撮影した画像です。
    ところで、この嘘のような本当の風景を目の当たりにして、直ぐにアーノルドシュワルツネッガーのトゥルーライズ(Wikipedia)という映画を思い出したのですが、この映画の最後の方で爆発した核兵器は、おそらく核融合炉の危険性と問題性についてで私が問題にしたブースト型核分裂兵器(Wikipedia)だと思われます。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
    fzP11003762.jpgfzP11004012.jpgfzP1100380.jpgfzP1100420.jpg

    ガレージのパラドックスについて(3)

    ガレージのパラドックスについて(2)の説明内容をより確実に理解していただくために、まずは空間スケールでガレージのパラドックスを考えた場合について説明したいと思います。*1
    そこで、車が加速して空間スケールに従って車の固有長がγ倍に伸びるというアブノーマルな時空図を作成したので見てもらいたいのですが、この図を見ると、
    (1) ガレージから見た場合、車の後端がガレージの入口と重なった瞬間(A=B1)に車の先端がガレージの出口と重なる(A'=B0')ので、その瞬間にガレージの入口と出口の扉を同時に閉じる事が可能となり、車の長さの変化を認められない事になる。
    (2) これは、車の固有長がγ倍に伸びた分がローレンツ収縮によって相殺されたというように解釈出来る。
    (3) 車の固有長は空間スケールに従ってγ倍に伸びるので、車から見た場合、車の先端部がガレージの出口に到達した瞬間(A'=B0')に出口が閉じるが、車の後端(B0)はガレージの外にはみだし、ガレージの入口(A=B1)の扉が閉じる時にも、車の先端部(B1')はガレージの外にはみだすが、この事は、車の空間スケールを基準にすると、車から見てガレージがローレンツ収縮したとみなす事が出来る。
    (4) ガレージの系と車の系を入れ替えた場合は、車の固有長はそのままでガレージの固有長がγ倍に伸びて時空図上で左右が反転するだけなので一切矛盾は起きない
    という事が分かるのではないでしょうか。
    尚、下の図のガレージのt=0の同時刻線に交差している車の同時刻線がt'=-γLv/c^2となる理由は、点Aをt=0として点B0'に対して時間に関するローレンツ変換を行うと、t'=γ(0-Lv/c^2)=-γLv/c^2となるからです。
    *1 ここでは空間スケールで考えているので、加速した車は2台のロケットのパラドックスについてで説明した2台のロケットの間隔と同様にγ倍に伸びていると考えてください。
    egaraged4.jpg
    追記:
    追記3:(2023/12/2)
    ガレージのパラドックスについて(5)の「追記2:」の内容を反映するために、説明文を修正しました。

    4倍デジタルズームを果敢にテストして見ました(2)

    私は、4倍デジタルズームを果敢にテストして見ましたで、「4倍デジタルズームでも全然使える日が来るまで元気で生きられるようにするために、放射能や電磁波には十分気を付けたいと思います(笑)」とか言ってほざいていましたが、「4倍デジタルズームでも全然使える日」が来るまで生きていられないと悪いので、M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8をLUMIX G8に付けて4倍デジタルズームで普通に瓢湖の鳥を撮影して見ました。
    M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8はマイクロフォーサーズのレンズとしてはトップレベルの解像度を持ちながら、焦点距離が中途半端なのでなかなか出番が無かったレンズですが、4倍デジタルズームにすると35mm換算で約600mmになります。
    画像のサイズはブログの画像として平均的な1200×900画素に落としましたが、この画像のサイズなら、画質の劣化は殆ど分からないのではないでしょうか。
    それと、当然の事かもしれないですが、LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 IIのテレ端を使用する場合よりもピントがシビアではないため、適当に撮影してもピントが大きく外れる事が無く、シャッタースピードも上げられるため、非常に撮りやすかったです。
    また、LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 IIは手振れ補正を使用するとOISのレンズシフトによる悪影響が出てしまうので私はOISはいつもOFFにしてるのですが、M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8はOISがないのでBISだけ使え、実焦点距離が短いために手振れ補正はかなり強力に機能しますので、2倍デジタルズームで使用すれば、フルサイズのサンニッパに対抗出来るぐらいの撮影能力を発揮するのではないかと思えて来ました(笑)
    それと、アップした画像をまじまじと見て思ったのですが、単焦点レンズの発色の良さはデジタルズームでも色あせないし、デジタルズームで画質の平坦性がさらに高まるため、ブログのように低画素数の画像で足りる場合は、下手な望遠のズームレンズで撮るよりも単焦点レンズでデジタルズームを使用したりトリミングした方が賢いと思えて来ました(笑)
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
    fzP11003662.jpgg8P1100465.jpgg8P1100533.jpgg8P1100503.jpgg8P1100480.jpg

    ガレージのパラドックスについて(2)

    ガレージのパラドックスについてで行き詰まって「消える魔球のパラドックス」だの言ってお茶を濁してしまいましたが、固有長が等しいという事実だけを元にして、ガレージのパラドックスについて、万人が納得が行くと思えるシンプルな説明を思いつきましたので、どうか見てやってください。
    garage9.jpg
    追記:

    4倍デジタルズームを果敢にテストして見ました

    マイクロフォーサーズは35mm換算で200mm程度の手ごろな望遠レンズが無くて悩んでいたのですが、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を2倍デジタルデジタルズームにして使えば35mm換算で約180mmになる事に気が付いて、これで一件落着したと思い、LUMIX G8でテストをしてきたのですが、どうせならという事で、殆どの人が敬遠しているであろう4倍デジタルズームを果敢にテストして見ました。
    1枚目の画像はデジタルズーム無しで2枚目の画像は2倍デジタルズーム撮った画像で、現像ソフトで画質を少し調整しただけです。
    3枚目の画像は問題の4倍デジタルズームで撮った画像ですが、AIの力でデジカメの画像をクッキリさせて見ましたの方法ではノイズが強調されてうまく行かなかったので、現像ソフトでノイズとシャープネスを両立させるように現像を行いました。
    2倍デジタルズームは拡大しても画質は概ね問題ないですが、4倍デジタルズームは拡大すると、出来損ないのコンデジで撮ったような残念な画質になってしまったので、少なくともマイクロフォーサーズは2倍デジタルズームまでにしておいた方が良さそうですね。
    尚、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8の中心部の解像度はかなり良い事が分かりましたが、センサーが進歩してセンサーのノイズや階調性が向上して4倍デジタルズームが全然使える日が来るかもしれないと思いました。
    したがって、4倍デジタルズームでも全然使える日が来るまで元気で生きられるようにするために、放射能や電磁波には十分気を付けたいと思います(笑)
    追記:
    テスト撮影場所の途中で2倍デジタルズームで撮った八重桜の画像をアップしました。
    M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8は最短撮影距離が長くて被写体に近づけないのが欠点なのですが、デジタルズームでこの欠点を少し克服出来たのではないでしょうか。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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    ガレージのパラドックスについて

    相対性理論のパラドックスで、ガレージのパラドックスという有名なパラドックスがあり、ネットでいろいろと調べたところ、納得が行く説明が見当たらなかったため、私なりにいろいろと考えて見たのですが、私も万人が納得が行くガレージのパラドックスの説明法を未だに見つけていません。
    ただし、私としては、ガレージのパラドックスについては、ローレンツ収縮についてで説明した通り、剛体は加速しても固有長は変わらないため、車がガレージにすっぽり収まった瞬間にガレージの扉を閉めても何も問題は起きないというつまらない説明でとりあえず納得するのが得策だと思いました。
    ところで、ローレンツ収縮について(2)を見ていて、以下の図のパラドックス(?)を編み出し、「黒い下敷きのパラドックス」とか「大リーグボール2号のパラドックス」とか「消える魔球のパラドックス」と命名して見たのですが、どなたか、このパラドックスの実証実験を行って、YouTubeにアップしてアクセス数を稼いで見てはいかがでしょうか(笑) *1 *2
    それと、以下の図は、高速移動する物体のテレル回転の表現出来ていませんが、テレル回転の仕組みについては、テレル回転についてを見てください。
    *1「大リーグボール2号」や「消える魔球」の意味が分からない方は、こちらを見てください。
    *2 慣性系によって光の経路に差が発生する理由は、光行差の公式についてを見てもらいたいのですが、ついでに光のドップラー効果の公式についても見てやってください。
    ガレージのパラドックスについて追記:

    チューリップを撮って来ました(2)

    本日も天気がよくて、今度は五泉市のチューリップ畑を撮影して来ましたが、ただ単に撮っても面白くないので、LUMIX LX3用のワイコンをチューリップを撮って来ましたで使用した構成に追加してどうなるかという事で五泉市のチューリップ畑を撮影して見ました。
    1枚目の画像はワイコン無しで2枚目の画像はワイコンありです。
    LUMIX LX3用のワイコンは0.75倍なので、LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7の実焦点距離はカタログ的には11.25mmになり、35mm換算で30mmから22.5mmの超広角レンズに変身します。
    ワイコンをつけるとF8程度まで絞って概ね鑑賞に堪えられる画質になりますが、AIの力でデジカメの画像をクッキリさせて見ましたと同様の方法で画像処理を行って、ほぼパーフェクトの画質になったのではないでしょうか。
    これで、一本のレンズで超広角域から標準域まで奇麗にカバー出来たので、エヴァンゲリオンの「人類補完計画」の壮大さには遠く及びませんが、デジタルとAIと大昔のワイコンの力で「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7補間計画」が概ね完成したのではないでしょうか(笑)
    尚、本日は平日にもかかわらず人が結構いた関係で、だれも見向きもしない場所を撮影したため、景色は今一つですが、残り物には福があるという諺もあるので、どうか画像をよく見てやってください(笑)
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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    チューリップを撮って来ました

    私は現時点で単焦点の標準レンズを持っていなくて、安くて良質な標準レンズの購入について最近頭を悩ませていたのですが、1600×1200画素なら単焦点の広角レンズ+デジタルズームで十分ではないかと閃いて、デジタルズームのテストを行う事を思い立ったのですが、どうせなら人様にお見せできる景色でテストした方が良いと思い、LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7をLUMIX G8に付けて車でぶらっと出かけたら、阿賀野川の川べりの公園に奇麗なチューリップが咲いていたので撮影して来ました。
    LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7は光学性能は非常に優秀でAFも早いので、全く非の打ち所がないレンズです。
    1枚目の画像はデジタルズーム無しですが、2枚目の画像は2×デジタルズームを使用しているため、焦点距離は概ね30mmです。
    これで、数万円の出費が節約出来たし、撮影時持って行くレンズを減らせる事が分かりましたので、大変うれしい限りです。
    2枚目の画像は念のためAIの力でデジカメの画像をクッキリさせて見ましたと同様の方法で画像処理していますが、1600×1200画素なら、シャープネスの調整だけで十分だと思います。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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    核融合炉の危険性と問題性について

    日本では、核融合炉の研究がかなり前から続けられていますが、核融合炉は、核融合によって発生する高エネルギーの中性子線で核融合炉を構成する部材が耐えられないし、核融合で発生する中性子線やα線のエネルギーを効率よく電気に変換出来る仕組みが発見される可能性は多分ないと思いますので、核融合発電が商業的に成功する見込みはないのではないでしょうか。*1
    物理学に対してある程度の知識がある人にとっては、この事は自明な事だと思いますが、私のように、核融合炉は発電以外のために研究している事に気が付いた人が少しづつ増えてい来ている可能性があるのではないでしょうか。
    それでは、何のために研究しているのかと言えば、私には、核兵器級プルトニウムより質が悪いプルトニウムを利用出来ると考えられるブースト型核分裂兵器(Wikipedia)用のトリチウムの効率的な生産のためであるとしか思えません。*2 *3
    私から見れば、日本が核融合炉を研究するのは、アメリカ等の戦勝国のブースト型核分裂兵器用のトリチウムの効率的な生産のためであるとしか思えず、日本の国民から搾り取った血税を使ってアメリカ等のブースト型核分裂兵器を保有している国に奉仕しているとしか思えません。
    それと、核融合炉の研究によって大量のトリチウムや中性子線や高エネルギーの中性子線が核融合炉を構成している物質の原子に衝突して発生するX線が漏れ出したり、核融合炉や核融合炉の周りの物質が放射化される等して、多大な健康被害がもたらされる可能性が高いと思っているのですが、皆さんはいかがでしょうか。
    尚、こちらの件については、「核融合研の重水素実験に反対」小柴昌俊氏(格差のない平和な社会をめざして)が非常に参考になりますので、どうかよく見てください。
    *1 エネルギーが発生する理由は、質量欠損によってエネルギーが発生する理由について(2)を見てください。
    *2 核融合炉の中にリチウム(7Li)を入れて中性子を照射して核分裂させれば、三重水素#トリチウムの生成(Wikipedia)を見れば分かる通り、トリチウムが一つ出来て中性子が一つ放出されるので、この中性子を使ってさらにトリチウムを作れば、核融合炉はトリチウムの増殖炉として機能する事になります。
    *3 どうしてトリチウムは危険なのか(2)の中でも説明した通り、PWRでもトリチウムは生産出来るのですが、原発は事故が起きるとメルトダウンして厄介な事になってしまうし、日本のように大事故が起きて反対運動が起きて原子炉の運転が思い通り出来ない場合があるため、核融合炉でトリチウムを生産した方が生産しやすいというという事もあるのではないでしょうか。
    追記:追記2:
    核融合発電では、核融合の条件を発生させるために大量の電力が必要になるので、もし実用化出来たとしたら、恐らく原発が必要になる事に注意してください。
    追記3:

    ReadyBoostの効果について

    最近、デスクトップPCでもドライブにSSDを使用している人の方が多くなったと思いますが、私は用心深い人間なので、未だにデスクトップPCでHDDを使用しています。
    Windows10になってWindowsが一層遅くなり、HDDでは満足に動かないと思われている方がいらっしゃるかもしれないですが、現在でも、以下の対処で快適になると思います。
    (1) ディスクキャッシュヒット率を高めるために適切な量のメモリを搭載する。
    (2) 余計なソフトは極力アンインストールする。
    (3) 余計な機能や余計な視覚効果や余計なサービスは極力停止する。
    (4) HDDのシーク距離を短くするためにCドライブの使用量を極力減らす。
    そして、低価格でそれなりに効果があるのがReadyBoost(Wikipedia)なのですが、昨日Windows10 20H2にアップデートしたら、タスクマネージャーでUSBドライブのアクセス状況が分かるようになり、ReadyBoostの効果が目で見て分かるようになって喜んでいます。
    現在は、半年ちょっと前に約500円で購入したUSB3.0対応のUSBメモリ一本をReadyBoost用のドライブにして今のところ順調に動作していますが、久々に効果を確認するためにCristalDiscMarkで測定しましたので、その結果をアップしました。
    1枚目の画像はReadyBoost無しで2枚目の画像はReadyBoostありですが、これらの画像を見ると、ランダムリードでかなり効果がある事がお分かるのではないでしょうか。
    現在のHDDは低価格で大容量で以前より寿命が長く、HDDは壊れる前に回転音が大きくなったりアクセスが遅くなったりするので、また、CrystalDiskInfoの診断が信頼出来るので、いきなり壊れて大変な事になるという事が少ないのがHDDの大きなメリットではないでしょうか。
    尚、SMRのHDDはシステムドライブに使用すると性能が出なかったり寿命が短くなる可能性があると思いますので、この点には十分注意してください。
    rboff.jpgrbon.jpg

    AIの力でデジカメの画像をクッキリさせて見ました(2)

    今日は天気が悪くて撮れないので、昨日撮ったLUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6をGX7に付けてテレ端で撮ったイマイチクッキリしない画像をAIの力でデジカメの画像をクッキリさせて見ましたと同様に、waifu2x-caffe (for Windows)を使ってクッキリさせて見ました。
    1枚面の画像は露出とコントラストを少しだけ調整した画像で、2枚目の画像はそれをAIの力でクッキリさせた画像ですが、フルHDのディスプレイで全画面で表示すると差がよく分かるのではないでしょうか。
    尚、3枚目の画像の左側のグラフは1枚目の画像の空間周波数ごとのコントラスト値で、右側は2枚目の画像の空間周波数ごとのコントラスト値ですので、解像度が向上している事がはっきりと確認できるのではないでしょうか。*1
    LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6は、150mmまではかなりクッキリ写るのですが、テレ端の175mmになると特に周辺部が甘くなるので、これまでその事を気を付けて撮っていましたが、これであまり気にしなくてよくなったと思います。
    尚、LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6は、インナーズームで全長が変化せず、焦点距離の割に軽いので、電動ズームで焦点距離を素早く変えられないのが弱点ですが、この事を頭に入れて撮るようにすれば、かなり便利なレンズです。
    *1 解像度の測定に使用したツールはこちらですが、今回の画像の様な複雑な被写体を撮ってこのツールでLW/PHが縦方向の画素サイズと等しくなってノイズも出ていなければ、これ以上クッキリさせる事は出来ないという事になると思います。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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    桜を撮って来ました(5)

    何とかと煙は高い所に上りたがるという話がありますが、高い所では桜が未だ咲いているのではないかと思い立ち、月岡から山に向かって車で登って五頭山の桜を撮影して来ました。
    本当は峠まで車で登って雪山も撮りたかったのですが、林道が通行止めになっていて目的は果たせず、通行止めの個所から少し歩いて山を登り、何とか人様に見せられる桜や花等を撮る事が出来たと思っています。
    レンズはLUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 IIでボディはLUMIX G8ですが、G8は発色が見た目に近く、ローパスフィルターレスでヌケが良いので、現像は楽でした。
    天気がスカッとしなくて色合いがイマイチですが、概ね見た目通りに写っていると思いますので、これでご勘弁ください。
    尚、山登りをするつもりは無かったため、何も飲み物は持たずに山に登り、のどが渇いたので山の斜面に流れていた水を片手ですくってのどを潤したのですが、未だ福島でトリチウムが放出されていないせいかどうか分かりませんが、非常においしかったです(笑)
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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    どうして汚染水を何度も再利用出来ないのか

    汚染水を処理した処理水を核燃料デブリの冷却に何度も繰り返して再利用すれば、タンクに溜める処理水を大幅に減らせるのに、どうしてそれが出来ないのか疑問を持たれている方が多いようなので、この件についての私の考えを説明したいと思います。*1
    簡単に言えば、福島第一原発でメルトダウンした1~3号機は、地震で原子炉建屋の基礎部分に亀裂が入っていたり原子炉建屋の基礎部分がメルトスルーで穴が開いている等して水が漏れるようになっているため、核燃料デブリの冷却に使用した汚染水を何度も処理して再利用すると、主にトリチウムが除去出来ないため、トリチウムの濃度が非常に高い汚染水が原子炉建屋の外側にダダ洩れしてしまうし、処理水の放射能レベルが増加すると、事故対応作業を行っている作業者の被曝量(特にトリチウムの蒸気による被ばく)も増加するからではないでしょうか。
    原発は通常運転時や使用済み核燃料の冷却時は、核燃料に被覆材が存在するためそれほど汚染されないので、冷却水をそれなりに再利用してもそれほど高度に汚染される事はありませんが、核燃料デブリの表面は放射性物質が大量にあるため、冷却用の水は一度使用しただけで高度に汚染されてしまうのです。
    原発が事故を起こすと非常に大変な事になる事が全社会的に明らかになり、この事を巧妙にごまかすために日本政府は処理水の放出を決定したのであり、処理水の海洋放出を認めてしまうと、汚染水、浄化後も基準2万倍の放射性物質 福島第一原発(朝日新聞 2018年9月28日)たまる汚染水120万トン処理の流れは 7割が基準超え(朝日新聞 2020年7月20日)という話があるため、また、福島第一原発のトリチウムの放出量についてで「年間22兆ベクレル」の目標に矛盾がある可能性があるため、とんでもない「処理水」を長期間にわたって海洋に放出される可能性があるのではないでしょうか。
    それと、核燃料デブリの冷却が止まった場合の話は、 メルトダウンに伴う再臨界の可能性についてを見てもらいたいのですが、核燃料デブリをいつまでも放置できない理由については、地球温暖化で海面が大幅上昇する前に「ヤシマ作戦」を見てください。
    *1 「追記4:」の内容に注意してください。
    追記:
    追記2:
    言い忘れましたが、どうしてトリチウムは危険なのかも見てください。
    追記3:(2023/8/27)
    トリチウムの蒸気の吸引による被爆を忘れていましたので、この事を明記するとともに、文章の表現を少し改善しました。
    追記4:(2023/9/3)
    2018.6.20)の「現在もなお、原子炉建屋内には地下水が日々流れ込んでおり、汚染水は流入した地下水の量だけ新たに発生しています。」という内容を信じると、汚染水を何度再利用しても汚染水の発生を抑える事が出来ない事になりますので、ご注意ください。

    福島第一原発のトリチウムの放出量について

    政府、福島原発処理水の海洋放出を決定 2年後めどに開始(REUTERS 2021年4月13日)によると、「放出するトリチウムの年間総量は、事故前の福島第1原発の放出管理量(年間22兆ベクレル)を下回る水準になるように行う」そうですが、安全・安心を第一に取り組む、福島の“汚染水”対策⑥ALPS処理水の処分による放射線の影響は?(経産省)によると、2019年12月時点のトリチウムの総量は約856兆Bqです。*1
    仮にトリチウムの崩壊によるトリチウムの減少等を考えない場合、ざっくり考えれば、1年で約100兆Bqのトリチウムが発生し続けた事になります。
    この事を前提にし、トリチウムの発生量がそれなりに低下していると考え、放出が開始される2年後のトリチウムの総量を適当に1000兆Bqと仮定し、処理水の放出開始時点からトリチウムがどのように変化して行くのかという事をトリチウムの半減期の約12.3年の1/2の間隔(最後は1/4)で非常にアバウトな計算を行うと、
    2023/4 約1000兆Bq (放出開始)
    2029/6 約1000兆Bq×(1/2)^(1/2)-約22兆Bq/年×約12.3年÷2=約575兆Bq
    2035/8 約575兆Bq×(1/2)^(1/2)-約22兆Bq/年×約12.3年÷2=約273兆Bq
    2041/10 約273兆Bq×(1/2)^(1/2)-約22兆Bq/年×約12.3年÷2=約59兆Bq
    2044/11 約59兆Bq×(1/2)^(1/4)-約22兆Bq/年×約12.3年÷4=-約18兆Bq

    となるので、処理水の放出を開始した時点で存在していたトリチウムは、20年程度で全て処理出来る事になります。
    ただし、現在のトリチウムの年間発生量が仮に約22兆Bq以上で3号機のMOX燃料はウラン燃料より冷却期間がかなり長そうなので、3号機のMOX燃料の関係でトリチウムの発生量が順調に減って行かないとすれば、何時まで経ってもトリチウムは減らないと思うので、政府は「年間22兆ベクレル」という目標以上の量を放出する事を認めるしかなくなってしまうのではないでしょうか。
    それと、冷却水が増えたからと言ってトリチウムの量が増える訳ではないですが、福島第1原発1号機の注水量増加 水位低下対策、毎時4トンに(毎日新聞 2021/3/23)という問題もあるため、汚染水や処理水のタンクの増設は避けられないのではないでしょうか。
    そして、ここでお願いですが、福島第一原発のトリチウムの現在の年間発生量や今後の発生量の予測値等をご存じの方は、このブログのコメントで教えてもらえないでしょうか。
    *1 トリチウムの危険性については、どうしてトリチウムは危険なのかを見てください。
    追記2:
    どうして汚染水を何度も再利用出来ないのかを記して思い出したのですが、政府が「年間22兆ベクレル」を目標にするといっても、原子炉建屋から漏れ出しているトリチウムやその他の放射性物質はカウントされていないはずですので、この分を足し合わせると、福島第一原発は結局年間どの程度放射性物質を海洋に放出する事になるのでしょうかね・・・
    追記3:
    東電、放出処理水の濃度測定せず 規制委で妥当性議論へ(東京新聞 2021年6月10日)だそうですが、東電に任せていたらヤバいと思いませんか。
    追記4:(2023/8/29)
    現時点で振り返ってみると、「現在のトリチウムの年間発生量が仮に約22兆Bq以上で3号機のMOX燃料はウラン燃料より冷却期間がかなり長そうなので、3号機のMOX燃料の関係でトリチウムの発生量が順調に減って行かないとすれば、何時まで経ってもトリチウムは減らないと思うので、」という箇所が、Yahoo!知恵袋で私が主張している「タンクの増設論」と矛盾しているような気がしますが、思考内容を記録しておくために、このままとさせていただきます。

    菜の花を撮って来ました

    今日は天気がよくて、福島潟の菜の花も奇麗になっているのではと思い、UMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 IILUMIX GX7に付けて菜の花を撮影して来ました。
    LUMIX GX7はローパスフィルターが付いているので、解像度が少し低くて色の鮮やかさが少し足りない感じがしますが、新自由主義者による「自己責任論」の押しつけによって死語と化した「ぬくもり」が感じられる画質なので、菜の花が奇麗に撮れたのではないかと自己満足に浸っています。
    それにしても、ブログのランキングを見ていると、私が悪い頭をフル回転して記した記事よりも、適当に撮った画像の方が人気があるようなので、嬉しいような悲しいような気分です(笑)
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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    桜を撮って来ました(4)

    LUMIX FZ200で少し前に撮影して来た鳥屋野潟の桜の画像をアップさせていただきました。
    LUMIX FZ200は8年ぐらい前に3万円ちょっとで買ってデジカメの沼に引き込まれるきっかけになったカメラですが、今でも散歩用のカメラとして大変重宝していて、これで我慢しておけば良かったと思える立派なカメラです。
    LUMIX FZ200はレンズがF2.8で非常に明るく、動体AFが非常に優れていて、レンズの解像度も全般的に高く、特に超望遠域でパープルフリンジが強めに出たり色合いが少し緑に偏ったり紫色がおかしくなる等の難点がありますが、現像ソフトで十分誤魔化せる範囲です。
    尚、後継機のFZ300では色合いの問題は改善されているようです。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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    何だコレ!!福島第一原発ミステリー

    コンテナ4000基の中身分からず 福島第一原発で東電ずさん管理(東京新聞 2021年4月6日)だそうですが、福島県側で把握出来ていなかった4000基ものコンテナの中に一体何が入っているんでしょうかね・・・・
    因みに、コンテナの表面の線量は最大で1.5mSv/hだそうですので、自然放射線の線量を0.06μSv/hとした場合、コンテナの表面の線量は最大で約2万5千倍になってしまいますが、まさか、福島第一原発の3号機の爆発についてで想定した3号機の核爆発によって飛散した核燃料の残骸の一部が入っているという事はあり得ないですよね。
    福島県の職員は、これらの4000基のコンテナの中身をしっかりと調べてもらいたいものですが、まずは中性子線の線量を測定すれば、核燃料が含まれているかどうかは直ぐに判定出来るのではないでしょうか。

    原発の再稼働があまり進まない原因について

    原発の再稼働があまり進まない事については、大変良い事なのですが、この原因については、
    (1) 福島第一原発事故を経験して、原発を稼働する側の人達が低線量被曝の危険性についてどうして原発は火力発電より地球に優しくないのか揚水発電と自然エネルギー発電の組み合わせについて等に記した内容を理解し、モチベーションが無くなって来ているのではないか。
    (2) 原発の技術者や作業者が高齢化して退職し、原発の技術者や作業者の確保が出来なくなって来ているのではないか。*1
    (3) 福島第一原発事故の事故対応を行ってきた原発技術者や原発作業者が放射線被ばくで働けなくなってしまい、原発技術者や作業者の確保が出来なくなって来ているのではないか。*2
    (4) 福島第一原発事故のせいで一般の人達が放射能や原発事故の恐ろしさを知り、原発技術者や原発作業者の確保が出来なくなって来ているのではないか。*3
    (5) 東通原発や女川原発や柏崎刈羽原発等の原発は、東日本大震災の際の地震動等で原発の劣化が進み、原発を自信を持って再稼働出来る状態ではなくなってしまっているのではないか。*4
    と言った所ではないでしょうか。
    尚、元原発技術者で反原発運動を精力的に行ってきた平井憲夫さんの原発がどんなものか知ってほしい(12)によれば、美浜原発で異常が起きてECCSが自動的に起動しなかったけれど、たまたまベテランの職員がいてECCSを素早く手動で起動し、美浜原発はチェルノブイリ原発のように爆発せずに済んだという話があるようですが、原発をよく知っているベテラン職員がどんどん退職しているはずだし、最近原発は稼働していなくて原発の安全運転のノウハウが継承されにくくなっていると考えられるので、今後原発を再稼働する事は、これまで以上に危険なのではないでしょうか。
    *1 原発の再稼働には、原発の安全対策を実施する技術者や作業者が足りるかどうかが大きな影響を与える事になるのではないでしょうか。
    *3 *1と同じです。
    *4 柏崎刈羽原発の危険性は、柏崎刈羽原発の危険性についてを見てください。
    追記:
    日本の人口減少が加速しているようですが、福島第一原発事故のような大事故が起きたら、事故に対応する作業者が集められなくて、どうしようもなくなるのではないでしょうか。
    また、ついでに言いますが、老朽化原発の危険性は、美浜原発3号機の危険性についてを見てください。

    揚水発電と自然エネルギー発電の組み合わせについて

    揚水発電をご存じない方が多くいらっしゃると思えたので、まずは揚水発電の仕組みを説明させていただきます。
    揚水発電は、何らかのエネルギーを使って水を高い所に汲み上げ、電力が必要な時に汲み上げた水を利用して水力発電と同様の方法で発電するというシンプルな発電方式です。*1
    原発は、ガス火力発電と違って電力需要に合わせて出力調整が出来ないため、苦肉の策として揚水発電を利用していますが、電力需要が少ない夜間に原発で作った過剰な電力を使って水を高い所に汲み上げ、電力需要が多い昼間に汲み上げた水を利用して発電するようにしています。*2
    揚水発電は、エネルギー効率(Wikipedia)によるとエネルギー効率は約70%と低いですが、揚水発電の効率は基本的に、{汲み上げ用のポンプの効率}×{水力発電の効率}となるためです。
    原発で大量の電力を発電した場合は揚水発電が必須となるため、熱効率が悪い原発のエネルギー効率は、出力調整が簡単で素早く出来る火力発電のエネルギー効率よりさらに悪化します。*3
    ここで本題に入りますが、自然エネルギー発電は自然の状態によって発電量がもろに左右されるけれども、揚水発電と組み合わせて使用すればこの問題をかなり緩和する事が可能となります。
    日本は山間部が多くて揚水発電所は作りやすいし、周りが海で囲まれている島国なので、洋上風力発電が非常に有効で、温泉が出る地域は地熱発電も使えます。
    また、発電量はそれほどでもないですが、使用済み核燃料の崩壊熱を利用した発電についてで説明した崩壊熱発電も利用できるはずです。
    このように、少し頭を使えば化石燃料の使用をどんどん減らせるのではないでしょうか。
    尚、原発が火力発電より地球に優しくない理由は、どうして原発は火力発電より地球に優しくないのかを見てください。
    それと、世の中には、ドイツは自然エネルギーを利用するようになって電気料金が二倍になったとか電力が足りないから輸入をしているという事を言っている人がいらっしゃるようですが、この主張に対する批判は、スマートジャパンのドイツの電気料金が高いのはなぜ?輸出が上回ったドイツの電力、脱原発でも伸びるを見てください。
    *2 原子炉で無理に出力調整を行ってキセノンオーバーライド(Wikipedia)が発生し、結果的に原子炉の制御棒の欠陥によって核反応が暴走して原子炉が爆発したのがチェルノブイリ原発ですが、チェルノブイリ原発の制御棒の欠陥については、今中さんのチェルノブイリ原発事故原因の見直しを見てください。

    桜を撮って来ました(3)

    暇なのでLUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 IIをLUMIX G8を付けて瓢湖の桜を撮って来ました。
    LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 IIは、テレ端に近づくにつれて周辺減光が出たり解像度が低下したり手振れ補正用のレンズユニットの色ずれ等が出て来るのですが、この事を頭に入れて使いこなせば、100-250mm程度までは光学性能は良好でAFも早いので、大変リーズナブルなレンズだと思います。
    天気は薄曇りだったので色合いはあまりぱっとしませんが、どうかご勘弁ください。
    最後の鴨の画像は約2倍のトリミングを行っていますが、waifu2x-caffe (for Windows)を使って少しクッキリさせているので、トリミングによる画質のあまり感じないのではないでしょうか。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
    fzP1100250.jpgg8P1080006.jpgg8P1080040.jpgg8P1080090.jpgg8P10800342.jpg

    福島県の放射能汚染の状況について

    福島県の放射能汚染状況についてここでまとめておきたいと思います。
    これらの情報には、主に福島のセシウムやストロンチウムやプルトニウムの汚染状況が記されていますが、これらの放射性物質による被曝の危険性については、低線量被曝の危険性についてを見てください。
    尚、137Csも90Srも半減期は約三十年なので、事故から十年たった現在でも理論的には2割程度しか減っていない事と、プルトニウムは半減期が長い同位体が多いので殆ど減っていない事と、汚染地域で農業を行えば、汚染された農作物が全国に拡散する事に注意してもらいたいのですが、みんなのデータサイトのチェルノブイリ法のゾーン区分と日本の比較表20ミリ避難基準の転換を〜国連勧告の受け入れ求め緊急集会(OurPlanet-TV 2013/05/30)を見てください。
    *1 文科省の情報には、宮城県と栃木県の汚染の状況の情報も含まれています。

    AIの力でデジカメの画像をクッキリさせて見ました

    桜を撮って来ました(2)を撮った日と同じ日に取った画像で、AFエリアを広げ過ぎて前ピンになって遠方のピントが僅かに外れた画像をAIの力で少しクッキリさせて見ました。
    使用したソフトは、waifu2x-caffe (for Windows)すが、1枚目の比較画像は1600×1200画素に縮小した画像の中央よりやや左側の部分を部分的に5倍に拡大したもので、比較画像の左側が無加工の画像で真ん中がLightroomでシャープネスかけた画像で右側はさらに上記のソフトで2倍に拡大した後に再度1/2に縮小して元の画像のサイズに戻したものです。*1
    2枚目は最終的に出来上がった画像の全体画像です。*2
    waifu2x-caffe (for Windows)は、ピントが僅かにずれた場合やレンズがイマイチの場合や大きな用紙に印刷する場合に重宝するのではないでしょうか。*3
    *1 2倍に拡大した後に再度1/2に縮小にする場合は、「変換モード」は「拡大」としてノイズ除去を行わないようにし、「モデル」は「写真・アニメ (UpPhotoモデル)」としてその他は全てデフォルトのままにするのがおすすめです。
    *2 何故かデータサイズがいくらか小さくなりましたが、嬉しい誤算です。
    *3 画素数が多くなるとCUDAを使用しないとかなり時間がかかりますので、ご注意ください。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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    もんじゅの危険性と問題性について

    もんじゅは、もんじゅを運転する側の人達の点検漏れが多発し、兆単位のお金と大変な労力をかけたけれども、何の成果も得られずにオワコンになり、再度兆単位のお金をかけて廃炉を開始し、現在は核燃料の抜き取り作業を行っている最中で、核燃料の抜き取り作業は順調に進んでも2022/12まで続く予定となっています。
    したがって、もんじゅは未だに大変大きな危険性が残されていますが、もんじゅの危険性と問題性についてご存じない方のために、ここでまとめておきたいと思います。
    もんじゅは高速増殖炉用のMOX燃料を使用するため、プルサーマル運転の危険性と問題性についてと共通の危険性と問題性がありますが、さらに、
    (1) 高速増殖炉用のMOX燃料は、軽水炉のプルサーマル運転用のMOX燃料よりプルトニウムの割合が高いので、いろいろな意味でプルサーマル運転より危険性が増す。
    (2) 「プルトニウムの増殖」という夢物語のために核分裂に高速中性子を使用する必要があり、中性子が減速しにくいナトリウムを高温の液体にして冷却材として使用しているので、事故が起きると核燃料を水で冷やす事が出来ず、当然軽水炉のようなECCSも存在しない。*1
    (3) 高速中性子を使用するので核分裂が起きにくく、さらに核燃料の被覆材を腐食防止対策のために中性子を吸収しやすいステンレス製を使用している関係で、核燃料の間隔を狭くしてぎゅうぎゅう詰めにしているので、大変危険である。
    (4) 小林圭二さんによると、もんじゅはボイド係数(ATOMICA)が正である可能性があり、原子炉が暴走する可能性が高いが、私の福島第一原発の3号機の爆発についてが正しければ、原子炉が暴走した場合に容易に核爆発する可能性がある。
    (5) 高温の液体ナトリウムを使用する関係で配管は耐腐食性が高くて膨張係数が大きなステンレスを使用している関係で、熱衝撃による配管の亀裂防止のために配管を軽水炉より薄くしているので、地震や配管の減肉等によって配管の破損が起きやすく、破損した配管からナトリウムが大量に漏れて火災が発生し、過酷事故に発展する可能性がある。*2

    (6) 原子炉容器や1次冷却系や2次冷却系の点検のためにはナトリウムを完全に抜き取る必要があり、原子炉容器や1次冷却系や2次冷却系を真面目に点検しょうとすると、かなりの手間と期間かかってしまう。*3
    (7) 小出裕章さんによると、もんじゅ内の液体ナトリウムを循環させるために、電熱器でナトリウムを液体化させて配管内を循環させているとの事なので、もしこの事が事実ならば、これまで膨大な電力を無駄に消費して来た事になる。*4 *5

    (8) 2次冷却系の冷却材はナトリウムで3次冷却系の冷却材は水なので、これらの間にある熱交換器にほんのわずかな穴が開いただけでも大火災が発生する可能性がある。
    (9) 1994年の4月に初めて臨界に達成して1995年12月に2次冷却系の温度計の破損によってナトリウム漏洩が起きて火災が発生して15年程度停止状態になり、2010年に運転を再開したところ機器の故障で臨界に到達する前に停止してそれ以降もんじゅは運転出来なかったが、日本は「プルトニウムの増殖」という、核大国のアメリカやイギリスやフランス等でさえ困難で危険であるため諦めた夢物語を無謀にも追求したため、失敗は最初から約束されていた。*6
    (10) 核燃料を全て抜き去っても、放射化されたナトリウムを処分法が確立されていないため、処分法が確立されるまでは放射化されたナトリウムはもんじゅ内に残り続ける。*7
    と言ったところですが、これで、もんじゅの危険性と問題性についてご存じなかった方は、参考になったでしょうか。

    *1 もんじゅは停止中でも、何らかの原因でナトリウムで炉心を冷やせなくなったら、ナトリウムが燃え尽きるまでは殆どなすすべはないという事です。
    *2 もんじゅは大して大きくない地震でも配管が破損する可能性があり、もし配管が破損した場合、例え停止中でも炉心内に高速増殖炉用のMOX燃料が存在していれば、(4)で指摘した通り核爆発が起きる可能性があるし、プルトニウムや劣化ウランや放射化されたナトリウムが燃焼する等して大気中に大量に放出する可能性があるし、炉心内に核燃料が存在していなくても、放射化されたナトリウムが燃焼して大気中に大量に放出する可能性があります。

    *3 もんじゅ炉内に10カ月 落下の装置公開を見れば分かりますが、炉内中継装置のピンの破損が発見された時も、もんじゅを運転する側は、原子炉容器内を点検せずに問題はないと断定していました。
    *4 文字起こし たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章(福島 原子力発電所事故による汚染まとめ)を見てください。
    *5 もんじゅは核燃料を全て抜いても直ぐにもんじゅのナトリウムの加熱を停止出来るかどうかは、私には分かりません。
    *6 詳しい話は、もんじゅ(Wikipedia)を見てください。
    *7 *2の後半部分を見てください。
    Yahoo!知恵袋[q13254808068]で質問して見ました。
    追記:
    【独自】米高速炉計画に日本参加へ…「もんじゅ」の技術共有、国内建設にも活用(読売新聞 2022/01/01)という話が出て来て、ネットでは、もんじゅを廃炉にすべきではなかったというようなとんでもない意見まで飛び出しているようですね。
    追記2:

    桜を撮って来ました(2)

    桜を撮っ来ましたに引き続きLUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 IILUMIX GX7に付けて村松公園の桜を撮って来ました。
    LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 IIは、私の個体特有の現象かもしれないですが、OISをONにするとテレ端付近でケラレのようなものがほんの僅かに出る場合がたまにあるのが弱点です。
    それ以外は殆ど問題が無く、解像度は単焦点に近くてAFも非常に早いので、低価格で非常にリーズナブルなレンズです。
    今回使用したカメラの構成は、軽量な割には光学性能が高いので、気軽に風景撮るには最適な組み合わせです。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。fzP1100229.jpggxP1250861.jpggxP1250893.jpggxP12508442.jpg
    gxP12509402.jpg
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