桜を撮って来ました

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8をLUMIX GX7に付けて村松公園の桜を撮影して来ました。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.は開放付近の画質の平坦性が良好ではないのと寄れないのが弱点ですが、それ以外はほぼパーフェクトで、AFも非常に速いです。
LUMIX GX7は手振れ補正が貧弱なので夜は厳しいですが、シャッタースピードは1/8000秒まで使用できるので、明るい場所で明るいレンズを使うのに適しています。
因みに、フードは純正のフードを購入したのですが、強度が弱くて外れやすかったので、37-52mmのステップアップリングに52mmのメタルフードをねじ込んで使っています。
最近のレンズのコーティングやレンズ内部の塗装が非常に優秀なので、フードは有っても無くても画質はあまり変わらないのですが、フードをつけると安心出来ます。
最近のスマホやタブレットのカメラは非常によくなって来ていますが、未だカメラの方がボケ味や色合い等が優れていると思います。
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
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リニアモーターカーよ、やはりお前もか

リニアモーターカーについてネットを調べたところ、いまさらになりますが、リニア実験線出火事故の原因は何か?安全性への不安の声も(DIAMOND online 2019.12.2)という情報を見つけましたが、この情報を見て、JR東海のリニアモーターカーの開業の実現に疑念の目を向けるのは私だけでしょうか。
それと、リニアモーターカーは車両側に超伝導電磁石(Wikipedia)を搭載していますが、時速500Km/hで走行中に何らかの原因で超電導状態が突然崩壊して浮力が失われたり、リニアモーターカーの浮力が大地震の地震動に負ける等して、万が一車体と軌道が接触してしまったら、ただでは済まないのではないでしょうか。*1 *2
リニアモーターカーは車両側に搭載されている超電導磁石を液体ヘリウムで冷却し続ける必要がありますが、非常にエネルギー効率が悪くて新幹線の約4倍の電力が必要であるという話があり、原発を稼働する必要があると言う人もいるようです。*3
また、近年ヘリウムの値段が国際的に高騰しているし、日本の少子高齢化や人口減少や新型コロナによる社会変容もあるし、車内の電磁波を心配されている人も多いと思うので、何とか開業にこぎつけたとしても、全く採算が合わなくて直ぐに廃止になり、リニアモーターカーの建設費のつけが国民にのしかかるのは間違いないのではないでしょうか。
さらに、リニアモーターカーの車両や軌道から発生する電磁波が乗客や沿線住民の健康にどのような影響を与えるのか未だ分かっていないし、リニア残土微量ウラン JR東海公表せず 岐阜日吉トンネル工事(しんぶん赤旗 2019年8月5日)という話もあるようです。
尚、運が悪ければ、リニアモーターカーはコンコルドのように廃止前に大事故が起きてしまう可能性があると思うのは私だけでしょうか。
*1 超電導状態が崩壊して浮力を失う事を「クエンチ」と呼ぶようですが、詳しい話は、JR「超電導リニア」の技術は本当に完成したのか(東洋経済 2020/12/28)を見てください。
*2 1991年の10月に、リニアモーターカーの宮崎実験センターで実験車両が全焼したとか、1999年8月に山梨リニア実験線でクエンチが起きて車両が停止したという情報もありますので、ネットで調べてください。
追記:
「クエンチ」とは、超電導状態が部分的にでも崩壊すると、その部分の温度が急上昇して連鎖的に超電導コイル全体の超電導状態が崩壊してしまう現象を表す言葉のようです。
追記2:
リニアモーターカーはパンタグラフがない事を思い出したのですが、パンタグラフがないという事は、リニアモーターカー内の液体ヘリウムの冷却やエアコン等に必要な大量の電力をリニアモーターカーに非接触供給するために、軌道側に相当強い電磁波(=変動磁場)を発生させなければならないのではないでしょうか。
また、リニアモーターカーは10cmも浮上するため、リニアモーターカー軌道の沿線に放出される電磁波や車内の電磁波は相当強くなり、乗客や乗務員や沿線住民に多大な健康被害を与えるという事はあり得ないのでしょうか。
追記3:
※下の画像は、スタジオジブリのサイトのこちらから入手したものです。
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どうしてトリチウムは危険なのか(3)

どうしてトリチウムは危険なのかでいただいたコメントに対して反論するために、さらに情報を探したところ、[フランス] ラアーグ周辺で白血病調査(原子力産業新聞 2001年7月12日)トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)(ATOMICA)という情報を発見しました。
両者とも原発を推進する側の情報のようですが、前者の情報では、フランスのラアーグ周辺で白血病が増えているにもかかわらず、「環境放射線に関する調査の結果、コタンタン半島北部の原子力施設からの放出物による被曝がボーモン・アーグ郡における白血病の検出し得る増加に結びつくとは非常に考えにくい。」というように、トリチウムを大量に放出する再処理工場の影響を否定していますが、日本政府が福島における小児甲状腺がんの多発と福島第一原発事故の関連を完全否定している事と全く同じであると言えるでしょう。*1
一方、後者の情報では「ヒトの末梢血液をin vitro(生体外)で照射してTリンパの急性障害をしらべた結果、トリチウムの細胞致死効果はγ線より高く、また放射線感受性はいずれの血液細胞もマウスよりヒトの方が高い」とされていますが、こちらはの結果は生体外での被曝実験なので、トリチウムが体内に取り込まれてDNAの塩基の中に組み込まれた場合は、どうしてトリチウムは危険なのかで説明したように、さらに危険性が増すのではないでしょうか。
また、後者の情報では「経口摂取したトリチウム水の生物学的半減期が約10日であるのに対し、有機結合型トリチウムのそれは約30日〜45日滞留する」とされているため、トリチウムはストロンチウムほどではないにしても生体濃縮が起きるという事であり、有機結合型トリチウムの形で取り込まれた場合の方がトリチウムがDNAの塩基に取り込まれやすいので、どうしてトリチウムは危険なのかで説明したようなDNAの二本鎖切断が起きやすいと考えられるため食物連鎖の頂点にいる人類は大変大きな影響を受けやすいはずです。*3
尚、どうしてトリチウムは危険なのか(2)を見ていない人はどうか見てください。
*3 生物がトリチウムを吸収すると、一定のトリチウムが有機結合して有機結合型トリチウムが生成される事に注意してください。
追記:
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)(ATOMICA)「<図/表>」表2 種々の生物学的指標に対するトリチウムβ線のRBE表5 トリチウム水誘発がんのRBEEを見ると、RBE(ATOMICA)は同一線量でどれだけ生物に有害なのかという指標値なので、この結果を見てもトリチウムの方がγ線やX線よりも有害である事がよく分かると思いますが、これは、トリチウムが放出するβ線のエネルギーが低いために電離密度(LET)が高いという事と関係しているのではないでしょうか。
尚、電離密度(LET)の説明は、どうしてX線は危険なのかを見てください。
追記2:
チェルノブイリ原発事故では国際的な基準を守っていても安全ではなかったそうなので、国際的な基準以下の濃度にして放出しても安全である保証は何処にもない事に注意してください。
追記3:

何故SPEEDIはスピーディーに生かされなかったのか(2)

尚、「津島地区は16日の測定で毎時58.5マイクロシーベルトの放射線量が計測され」とされていますが、日本の自然放射線線量は概ね0.06μSv/hなので、この値は、通常の線量の約千倍の値となります。
それと、「次女は内部被ばく検査の対象年齢に達していないため、検査を受けることはできない。」という事だそうですが、てくてくブログの食卓の放射能汚染から身を守るにはの「4.小さい子のいのちを守ること」を見てください。

どうして原発は火力発電より地球に優しくないのか

原発は地球温暖化を予防するというように勘違いをされている方が多数いらっしゃるので、原発の方が地球温暖化を加速する理由と原発がいかに人間やその他の生物に優しくないのかという事を説明したいと思います。
原発は、火力発電には存在しない、ウランの採掘・製錬・精錬・濃縮や燃料の被覆材のジルコニウムの採掘・製錬・精錬(除去が困難なハフニウムの除去を含む)、使用済み核燃料の冷却、再処理、高レベル放射性廃液の冷却、高レベル放射性廃棄物の超長期保管等があるため膨大な設備が必要になり、廃炉も長期間に渡るという事もあるためトータル的に膨大なエネルギーを消費していますので、膨大な二酸化炭素を放出や膨大な自然破壊を行っています。*1 *2 *3 *4
原発は火力発電より熱効率が悪く、最新のガス火力発電は60%を超えていますが、原発は33~34%程度しかなくて発電時に無駄な熱を大量に放出するため、海水を大幅に温めたり冷却塔から水蒸気を大量に放出して地球上の水蒸気量を増やして地球温暖化を加速させています。*5 *6
それと、使用済み核燃料はウラン燃料でも10年以上冷却しなければならず、九州電力の見解12を見ても、使用済みMOX燃料はどれだけの期間冷却すれば良いのか未だに分かっていないようですし、約500年冷却しなければならないという噂もあるようです。
また、原発の使用済み核燃料の崩壊熱によっても地球温暖化に寄与しますし、核燃料を作るためのウランやジルコニウム等の採掘や再処理やその他の火力発電には存在しない工程の実現のために、大量の森林等の自然破壊や放射性物質による深刻な汚染が発生しています。*7
再処理のために二酸化炭素を超臨界化して使用する方法が研究されていますが、この方法が成功した場合、再処理で使用後に放射性化された炭素(14C)を含む大量の放射性二酸化炭素を大気中に放出する事になるのではないでしょうか。*8
火力発電は放射性物質を作り出したり放射性物質を放出する事は全くありませんが、原発は半減期が約8千万年の244Puを含む放射性物質を大量に作り出し、核燃料の再処理を行えば通常運転時よりはるかに多くの放射性物質を放出するし、事故が起きればさらに膨大な放射性物質を放出するので、原発の方が地球にとっても人類にとってもはるかに有害です。
原発のコストや核燃料の再処理の話については、原発の発電コストは本当に安いのか核燃料の再処理の危険性と問題性についてを見てください。
尚、日本が原発にこだわる理由は、この記事(デイリー新潮 2021年3月10日)を見てください。
*1 製錬は鉱石を熱で溶かして金属を取り出すための工程で、 精錬は製錬で取り出した金属を熱で溶かして純度を高める工程です。
*2 天然ウランは核分裂を起こす235Uの割合が約0.7%しかないので、235Uの割合を約20%にするために膨大なエネルギーと手間をかけて濃縮する必要があります。
*3 ジルコニウム鉱石の中には化学的な性質がジルコニウムと非常に近いハフニウムが含まれていますが、ハフニウムは中性子を吸収しやすくて核燃料の被覆材の中に存在すると核分裂が起きにくくなるため、膨大なエネルギーと手間をかけてハフニウムの除去を行う必要がありますので、ジルカロイ(Wikipedia)を見てください。
*4 放射性廃棄物の中で自然界に存在しない物質の中で最も寿命が長い物質は244Puだと思いますが、244Puの半減期は8千万年なので、殆ど無害化するまでには何億年もの期間が必要となるのではないでしょうか。
*6 原発の稼働による水蒸気量の増加が二酸化炭素よりも地球温暖化に寄与していると考えられる事については、地球環境研究センターのQ9水蒸気の温室効果を見てください。
追記:
原発推進派の人達の中で、放射能は微量なら体に良いと言っている方がいらっしゃるようですが、低線量被曝の危険性についてを見てください。
追記2:
追記3:
自治労の知られざる原子力からのCO2排出実態 「発電時にCO2を出さない」は虚偽だったの「表1 CO2排出係数(g/kWh)」を見てもらいたいのですが、この数値を見ると原発は石炭火力発電よりは「総排出量」が少なく、石炭火力発電よりもガス火力発電の方が二酸化炭素の排出量が少なくなる事と、こちらの計算は福島第一原発事故の前の情報であると思われますので、廃炉や事故対応や原発推進のための宣伝活動のためのCO2排出量の見積もりが全然甘い可能性や*8の内容が考慮されていない可能性がある事に注意してください。
追記4:
244Pu等の超ウラン元素は、高レベル放射性廃棄物に分類されない事が分かったため、244Pu等の超ウラン元素に関する記述を訂正しました。
追記5:
☘雑草Z☘さんの指摘を受けて、また誤字があったため「*4 放射性廃棄物の中で最も長寿妙な元素は244Pu」は「*4 放射性廃棄物の中で自然界に存在しない物質の中で最も寿命が長い物質は244Pu」に訂正しました。
それと、「何十億年」というのは少しオーバーだったので、ブログ内の「何十億年」という記述を全て「何億年」に訂正しました。
追記5:
*8の方法はまだ実用化されていないようなので、*8に関連する文言を訂正しました。

どうして中性子線は危険なのか

原発労働者の方の健康にとって一番有害であると思われる中性子線の危険性について説明したいと思います。
中性子線は、主に核分裂や分裂核の中性子放出によって発生します。*1
どうして上記の場合に中性子線が発生するのかというと、原子核は原子番号が大きくなればなるほど、それぞれの陽子の周りの陽子の数の平均値が増え、陽子間のクーロン斥力の平均値が高まり、中性子による核力で陽子を押さえつけなければ長寿命化出来ないため、中性子の割合は多くなります。
核分裂が起きると分裂核は陽子の数が少ないため、中性子・中性子間の核力は中性子・陽子間の核力より弱くて中性子・中性子間のアイソスピンによる縮退圧が優勢になり、中性子が持っている運動エネルギーによって中性子が放出されて比較的高いエネルギーの中性子線が発生します。*2
そして、ウランよりプルトニウムの方が原子番号が大きいため、プルトニウムが核分裂した場合の方が中性子線がより多く発生し、中性子線のエネルギーが高いのですが、この事は、原子炉の安全を脅かす事になります。*3
核分裂時に中性子が十分放出されなかった場合は、分裂核が核分裂の少し後に中性子放出して中性子を放出して中性子線を発生させますが、中性子放出によって発生した中性子が遅発中性子であり、原子炉の核分裂反応のスピードを遅くして原子炉の制御を容易にしています。*4
また、分裂核は上記のように中性子を放出しても未だ中性子が過剰状態となるため、β崩壊を起こして中性子の過剰状態が解消されますが、多くの分裂核はβ崩壊後に原子核のエネルギーが過剰になるので、γ崩壊してγ線を放出します。
ここで本題に入りますが、中性子はα線やβ線と違って電荷を持たないため物質に対する透過力が高く、体内の陽子に衝突すると中性子は陽子と殆ど同じ質量であるため、陽子をビリヤードの玉のように弾き飛ばし、陽子は荷電粒子なので、細胞内のたんぱく質やDNAの塩基等を大量に電離させるので、中性子線は細胞にとって攻撃性が高くてDNAの二本鎖切断も起こしやすいのです。*5 *6
また、中性子線の中性子が体内の原子核に吸収されて、体内の原子核を放射性同位体に変化させて内部被曝をする場合もあります。
中性子線は上記で説明したように透過力が高い割に有害なのですが、中性子は透過力が高いが故に通常の線量計では殆ど検出で出来ないという性質を持っていますので、個人的には、原発労働で中性子線被曝が正しく評価されない可能性があるのではないかと考えます。*7
尚、低線量被曝のリスクが明確に(HUFFPOST 2015年10月08日 2016年10月07日更新)に記されている「30万人以上の原子力産業労働者を対象とする大規模疫学調査」結果臓器・組織の放射線感受性(環境省)私の見聞を総合すると、私は、中性子線被曝は、固形がんよりも白血病や悪性リンパ腫を起こしやすいと考えます。
*1 原子量が偶数のプルトニウムは自発核分裂(Wikipedia)を起こしやすいのですが、自発核分裂でも中性子線は発生します。
*6 核力が湯川ポテンシャル型(Wikipedia)の引力であり、中性子と陽子の間にはアイソスピンによる縮退圧も働かないのに中性子が陽子を弾き飛ばす理由は、中性子や陽子に核力の斥力芯があるせいですが、原子核の中にある“強い力”の起源を解明(東京大学)を見てください。
*7 原発労働者以外の方の中性子被曝の問題は、プルサーマル運転の危険性と問題性についての(5)を見てください。

白鳥と鴨を撮って来ました

ひさしぶりに瓢湖で白鳥や鴨を撮影して来ましたが、使用した望遠レンズの口径は45mmで焦点距離は約300mmで約F6.7です。
使用している光学部品はBORGのミニボーグ45EDII 対物レンズ【2046】レデューサー0.85×DG【7885】ですが、ミニボーグ45EDIIは販売終了です。
ネオ一眼等と比べると重いしMFなのがネックですが、ピントや露出がビッシと合うと、本当に奇麗な画像を得る事が出来るので重宝しています。
ボディはLUMIX G8ですが、LUMIXは像面位相差検出センサーを埋め込んでいないため、MF用のミラーレスカメラとしては最適です。
※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
追記:
今日はリラックスしていたら、突然めまいがしたのですが、地震だったので未だ私の脳は大丈夫のようですね。
それにしても、またまた福島第一原発が心配になりましたが、どうして日本人は地震が起きるたびに恐れおののきながら生きて行かなければならないのでしょうかね。
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JCOの臨界事故の疑問点について

JCO臨界事故についてネットで調べて見たのですが、私が分からなかった事をここで記しておきたいと思います。
事故の経緯や直接的な原因は、よく分かる原子力東海村JCO 臨界事故を見てもらえばよく分かるのですが、私が分からない事は以下の通りです。
(1) ウラン235の濃縮度が高い高速実験炉の常陽(Wikipedia)用の燃料を製造する作業は初めて行った時に事故が起きたのか。*1
(2) もし初めてだった場合、どうして技術者等が作業に立ち会わなかったのか。
(3) 事故が起きた作業の指示は、具体的にどのように行われ、どのような内容だったのか。
(4) 事故が起きた時に作業を実施していた作業員は、ウランの濃縮度が高い常陽の燃料を製造する事を作業前に知らされ、作業の注意点等を聞かされていたのか。
(5) JCOの誰か一人でも、ウランの濃縮度が高い常陽用の燃料の製造作業の危険性に気が付いて、なんらかのアクションを起こしていれば、この事故は防げたはずだが、どうして誰一人としてアクションを起こす事が出来なかったのか。
確かに、日常的に認可されていない方法で作業を行っていた事は大きな問題なのですが、私は少なくとも(4)か(5)が実行されていれば、事故は未然に防げたのではないかと考えています。
そして、このような事をうやむやにしてしまえば、必ずまた同様な事故が繰り返されると考えるのは私だけでしょうか。
*1 常陽(Wikipedia)を見てください。
追記:
自治労のJCO臨界事故の教訓と課題を見ると、事故による被曝状況が分かりますが、中性子線被曝の危険性は、どうして中性子線は危険なのかを見てください。

セシウムの恐ろしさについて(2)

大学ジャーナルの乳児の複雑心奇形手術、福島原発事故後に全国で増加 名古屋市立大学が調査という情報がありますが、ベルゴニー・トリボンドーの法則(Wikipedia)という有力な情報がある事が分かりましたので、セシウムの恐ろしさについてさらに説明を追加したいと思います。
ベルゴニー・トリボンドーの法則は、「放射線の影響は、(1)細胞分裂頻度が高いほど、(2)将来行う細胞分裂の数が多いほど、(3)形態および機能が未分化なほど、強く現れるというものである。」というものですが、胎児の組織はすべてこの条件に当てはまります。*1
そして、この情報より前に提示してもらったConcentrations of 137Cs radiocaesium in the organs and tissues of low‑dose‑exposed wild Japanese monkeysのP3目のグラフを見ると、セシウムは筋肉に一番蓄積され心臓はその半分程度のようですが、心臓を形成している最中の胎児の心筋細胞は細胞分裂を行っているため、細胞分裂を行う骨格筋と同様にセシウムが蓄積しやすいと考えられます。
また、セシウムはカリウムと化学的な性質が似ているという事も知られています。
したがって、福島第一原発事故で大量に放出されたセシウムが胎児の心臓の形成期に心筋に大量に蓄積し、セシウムの放射線によって胎児の心筋を部分的に死滅させて複雑心奇形を引き起こしたのではないでしょうか。

また、セシウムの恐ろしさについての(5)でも記した通り、セシウムはチェルノブイリ原発でセシウム心筋症を発症する事は知られていましたが、胎児の心筋の形成にも悪影響を与えると考えるべきではないでしょうか。
*1 ベルゴニー・トリボンドーの法則は、てくてくブログの食卓の放射能汚染から身を守るにはの「4.小さい子のいのちを守ること」の内容を支持している事に注意してください。
追記:
被曝ニホンザルは訴える(Level7 NEWS 2018年8月1日)も見てください。

どうしてX線は危険なのか

どうしてX線は危険なのか説明したいと思います。
http://nucleardata.nuclear.lu.se/toi/nuclide.asp?iZA=270060
を見ると60Coがβ崩壊すると2本のγ線が出て、平均約1.25MeVである事が分かります。
そして、 X-ray radiation vs. Gamma radiation(Kishor Mehta, Ph.D.)には、
|Type of Radiation|LET(keV/μm)|
|Cobalt-60 gamma radiation|0.2|
|250 keV X-radiation|2.0|

と記されているので、この場合のLET=電離密度(環境省)はγ線の10倍です。*1
によると137Csから出るγ線のエネルギーは約0.66MeVなので、この場合は250keVのX線の電離密度の約5倍程度になるののではないかと思いますが、LET=電離密度が高いという事は、DNAが殆ど修復不能な二本鎖切断の確率が高いという事なので大変危険であるはずです。
低線量被曝の危険性についてで紹介した、民間機乗務員のがん発生率、一般平均より高い傾向 米研究(AFP 2018年6月27日)は、高高度でX線の被曝量が多い事を考えると、X線の危険性を示しているのではないかとも考えられますが、原発はいますぐ廃止せよの市川定夫決定版 その2でも、農業用に使用した60Coが崩壊して発生したγ線がコンプトン散乱(Wikipedia)で変化したX線による被曝で白血病を発症した可能性がある事が指摘されています。
ところが、放射線の単位 さまざまな係数(環境省)では、IAEA(Wikipedia)にならって放射線加重係数はγ線と同じ1としています。
もし、上記の内容が正しければ、医療被曝は一般的に考えられている以上に何倍も危険である事になるだけではなく、γ線が建物の原子でコンプトン散乱してエネルギーが減衰してX線に変化するため、福島県の高線量地域では、屋内に居る事や積雪によって線量が低下したとしても、γ線をそのまま浴びた場合以上に健康に影響が出る可能性がありえるのではないでしょうか。
*1 LETは、Linear Energy Transferの略です。
追記:

どうしてトリチウムは危険なのか(2)

どうしてトリチウムは危険なのかに続き、トリチウムの危険性について、さらに説明したいと思います。
再処理工場では、使用済み核燃料をせん断して化学的に分解するので、原発よりも大量にトリチウムを放出する事が分かっています。*1
政府や電力会社がトリチウムに害はないと言っているので大丈夫だと思っている方がいらっしゃると思いますが、原発稼働後、約6倍に増加(壱岐新聞 2019.3.05)高い白血病死亡率、玄海原発の影響か(壱岐新聞 2019.2.20)ラ・アーグ再処理工場周辺の白血病、 消えない疑惑、(ACRO 1999.12.30)原発通信1070 通常運転時の健康被害2という話が出ています。
つまり、どうしてトリチウムは危険なのかで説明した通り、トリチウムはDNAの二本鎖切断を起こしやすいと考えられるため、上記のような被害が多発しているのではないでしょうか。
尚、玄海原発はPWRだからトリチウムの放出量が多く、九州北部はさらに韓国の重水炉からでる大量のトリチウムの影響もあるため、トリチウムの影響が大きいのではないでしょうか。*2 *3 *4 *5
*1 詳しい話は、核燃料の再処理の危険性と問題性についての*1を見てください。
*2 PWRの圧力容器内の温度や気圧はBWRより高くて、BWRのように再循環系による気泡制御で核分裂の二次的な制御が出来ないので、一次冷却水にホウ酸水を添加してホウ酸水の濃度調節で核分裂の二次的な制御していますが、中性子を減らさないようにするためにほう酸の添加に伴うpH制御で7Liで構成される水酸化リチウムで行っていると考えられるので、水酸化リチウムのリチウムの核分裂やホウ酸水のホウ酸の核分裂によってBWR以上にトリチウム水が生成されますので、三重水素#トリチウムの生成(Wikipedia)を見てください。
*3 BWRとPWRのトリチウムの放出量の違いは、哲野イサクさんの<参考資料>日本の発電用原子炉トリチウム放出量 (2002年~2012年度実績)を見てください。
*4 韓国のHWR(重水炉)はカナダ製でPWRと殆ど同じ構造であるため、ホウ酸水と水酸化リチウムを使用しているし、重水を構成している重水素は中性子を一つ吸収しただけでトリチウムになるため、PWR以上にトリチウムが生成されます。
*5 トリチウムの影響は白血病や悪性リンパ腫の形で現れている可能性が高いのではないかと思いますが、臓器・組織の放射線感受性(環境省)を見てください。
追記:
どうしてトリチウムは危険なのか(3)も見てください。
追記2:
HTVL-1とトリチウムの何らかの相乗効果によって、九州北部で白血病が多くなっている可能性もあるかもしれないですね。
尚、韓国のトリチウム汚染については、[社説]月城原発のトリチウム流出、徹底した真相究明を(HANKYOREH 2021-01-12)を見てもらいたいのですが、これだけ酷いと、九州だけではなくて沖縄にまで影響している可能性がありえるのではないでしょうか。
追記3:(2022/1/5)
ホウ酸が核分裂してトリチウムが出来る事を見逃していましたので、*2にこの事を追加しました。

放射性ヨウ素の恐ろしさについて

本日は東日本大震災から10年目の日ですが、特に福島の子供や若者を苦しめていると思われる、放射性ヨウ素(Wikipedia)の恐ろしさについて説明したいと思います。
(1) 放射性ヨウ素は、原発事故時に大量に放出されるが、半減期が短いため、少量吸収しただけでも甲状腺に集まって短時間で大量の内部被曝をして甲状腺がんを引き起こす。
(2) 福島第一原発で検出された放射性ヨウ素は131Iと132Iが殆どだが、131Iの半減期は約8日で132Iの半減期は約2.3時間であるため、半減期が短いから問題ないような事が言われているが、放射性物質は消えても放射線によるDNAの変異は蓄積されるので、半減期が短いから安全だという事にはならない。*1
(3) 131Iはβ崩壊(Wikipedia)直後に平均約約1.01回のγ崩壊(Wikipedia)するので放射線量はBq値の約2.01倍に、132Iはβ崩壊直後に平均約2.96回のγ崩壊するので放射線量は壊変数の約3.96倍になるので、また、原発事故で生成される132Iは半減期3.2日の132Teの娘核種の場合が多く、132Teはβ崩壊後直後に平均約1.07回のγ線崩壊する事を考慮すると、132Iのほうが131Iよりも有害である場合が多い可能性がある。*2 *3
(4) 胎児や乳幼児は、甲状腺が小さい割にヨウ素の吸収量が多いと思われるし、低年齢程放射線に対する影響が大きいので、低年齢ほど放射性ヨウ素による影響は大きい。*4
(5) 安定化ヨウ素剤を服用すれば甲状腺の被曝量を少なく出来るが、福島第一原発事故では、安定化ヨウ素剤を住民に配布して服用させる措置は殆ど実施されなかった。*5 *6
(6) 福島県で子供の甲状腺がんが明らかに増えているにもかかわらず、政府は放射性ヨウ素による甲状腺がんの発症を否定しているため、論争が繰り広げられている。*7
(7) 高齢者は子供より放射性ヨウ素の摂取許容量は多いが、過去の被曝によって甲状腺の細胞のDNAの変異が蓄積されていれば、放射性ヨウ素の摂取許容量は低下する。
*1 高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況(2012年4月15日時点)のP4を見てもらいたいのですが、データが所々欠落している事と、プルトニウムやストロンチウム等の測定値が抜けている事に注意してください。
*2 The Lund/LBNL Nuclear Data Searchを参考にしました。
*3 *1を見ると、高崎で3/15-16と3/20-21に132Iがかなり検出されていますが、132Iの半減期は約2.3時間で132Iが高崎まで移動する間にかなり少なくなったはずなので、また、高崎まで移動してかなり拡散したはずなので、福島第一原発に近い場所では、132I等の半減期が極端に短い放射性元素が大量に存在していたはずです。
*4 てくてくブログの食卓の放射能汚染から身を守るにはの「4.小さい子のいのちを守ること」を見てください。
*7 自然発生する甲状腺がんは、女性の方が罹患率が高いとされているのですが、甲状腺検査、もう10年継続を(朝日新聞 2020年12月22日)で「福島で見つかっている甲状腺がんの患者の男女比は今でも不思議に思う。」という話が出ている事に注意してください。
追記:
追記2:
Yahoo!知恵袋[q13257122793]での論議に踏まえ、(3)の表現を訂正しました。

真空のエネルギーについて(2)

真空のエネルギーについての続きですが、日経サイエンスの最新号真空エネルギーと暗黒エネルギーは折り合えるかを見たところ、真空のエネルギーが膨大になってしまうのは、「単純に負のエネルギーの仮想粒子を認めていないからであるという事はあり得ないのでしょうか。」という事で間違いないのではないかと思えて来ました。
ただし、私のような単純な考え方だけでは、ダークエネルギーは出て来ないので、上記の記事には、時空からダークエネルギーを紡ぎだせるようにするためのアイデアが記されていました。
尚、重力子に関連する話題も出ていましたが、重力子のパラドックスについてという大問題がある事に注意してください。
それと、ついでですが、ハッブル定数 食い違う観測値によると、距離測定法が異なると距離に食い違いが見られるそうですが、これはもしかすると、宇宙の時間経過による物理定数の変化を予想したディラックの大数仮説(Wikipedia)が真実味を帯びて来た可能性があるのではないかと思えて来ました。

地球温暖化で海面が大幅上昇する前に「ヤシマ作戦」を

東京電力や日本政府に、2021/2/13の地震による福島第一原発の影響について(2)をどうにかしてもらいたいと思っていたのですが、よくよく考えたら、地球温暖化でグリーンランドの氷床が溶けたり、南極の氷床が大崩壊して海面が急激に上昇する事に備える必要がある事を今頃になって気が付きました。*1
正常に保管している核燃料なら、急ごしらえで核燃料プールを高い場所に建設して移送すればなんとか間に合うかもしれないですが、福島第一原発の核燃料デブリは完全にアウトなので、人類の英知を結集して早めに何とかしなければ大変な事になるかもしれないですね。*2
だれか、エヴァンゲリオンのヤシマ作戦みたいな作戦を考えて、格好よく福島第一原発の核燃料デブリを取り出してもらえると幸いです。*3
*1 日経サイエンス等を読んだりネットで調べれば、グリーンドや南極の氷床の状況が年々急激に悪化して来ている事や、グリーンドや南極の氷床の融解によってどれだけ海面が上昇する可能性があるのか分かると思いますので、是非とも調べてください。
*2 福島第一原発以外の核燃料や再処理工場の核燃料も、早めに高い場所に移さなければ、いざという時に間に合わなくなる可能性が高いのではないでしょうか。
*3 「ヤシマ作戦」をご存じない方は、はネットで調べてください。
追記:
世界最大の氷山、南極大陸から分離 マンハッタンの80倍(CNN 2021.05.20)という事も起きているそうですが、汚染水の対策のためにも、福島第一原発の核燃料デブリを早く何とかしてもらわなければならないと強く思いました。
追記2:

福島第一原発事故発生直後の放射能大量放出について

福島第一原発の事故直後の放射性物質の放出についてネットを調べまくったら、福島県立医科大学の知っておきたい放射線基礎知識(2015/11/28)のP9のグラフの情報を発見しました。
このグラフを見ると、2011/3/11~12にかけてのどこかの時間帯で放射性物質が大量放出された事が分かるのではないでしょうか。
上記データは初め見ましたし、最近のマスコミの情報を見ている限り、放射性物質の大量放出は2011/3/15からとされているようなので驚きました。
この放射性物質の大量放出の原因は、私の考えでは、1号機は事故直後にICが起動したはずなのに全く機能しなかったため、崩壊熱と余熱によって核燃料が急激にメルトダウンだけではおさまらずに大量に気化してしまい、その後、何らかの原因で格納容器内の放射性物質が漏れ出して環境中に放出されたのではないでしょうか。*1
尚、1号機のICの件については、福島第一原発事故の経過の疑問点についてを見てください。
それと、2011/3/14にも放射性物質が大量に放出された可能性があるのですが、この件については、騙されたと思ってYouTubeの【東電テレビ会議】情報統制と被曝〜震災3日後に何が(25分)(OurPlanet-TV)の6:18から最後までどうか見てください。
*1 たしか、TVニュースで元原子炉技術者の田中三彦さんが、高温高圧になると圧力容器や格納容器の蓋の継ぎ目等から放射性物質が漏れ出すという話をされているの見たので、そのようにして放射性物質が漏れたのかもしれないし、配管が破損した個所から漏れた可能性もあるのではないでしょうか。
追記:
福島第一原発事故の経過の疑問点についての「追記:」の内容に基づいて、本内容を一部訂正しました。
追記2:
2011/3/15に発生した放射性物質の大量放出の原因に対する私の考えは、福島第一原発の4号機の爆発についてを見てください。

セシウムの恐ろしさについて

放射性セシウム(Wikipedia)の恐ろしさについて説明したいと思います。
(1) 福島第一原発事故で放出された放射性セシウムは主に134Csと137Csだが、134Csはβ崩壊(Wikipedia)直後に平均約2.23回のγ崩壊(Wikipedia)をするのでBq値を約3.23倍に、137Csはβ崩壊直後に平均約0.85回のγ崩壊をするのでBq値を約1.85倍にして線量を評価しなければならない。*1
(2) セシウムは原発事故時に最も大量に放出される放射性物質である。
(3) 福島第一原発事故では、セシウムは魚介類や山菜やキノコ等から多く検出されている。
(4) セシウムはカリウムと化学的な性質が似ているため、筋肉や肺や腎臓や脾臓や心臓等に蓄積されると排出されにくくなる。*2
(5) セシウムは動物の筋肉等に蓄積しやすくて生体濃縮が起きるので、食物連鎖の頂点の人類は大きな影響を受ける。*3
(6) セシウムは心筋細胞に取り込まれると周りの心筋細胞を死滅させてセシウム心筋症を引き起こすと言われている。*4
(7) セシウムを体外に排出する時に膀胱を経由するが、膀胱内でセシウムが長時間留まるため、膀胱がんを引き起こすと言われている。*5
(8) セシウムはどのようながんや病気に影響しているのかは、放射性ヨウ素やストロンチウム等から比べてよく分かっていないと思われる。
(9) セシウムは食物だけではなく、呼吸器からも吸収され、セシウムボール(Wikipedia)の形で呼吸器から吸収すると肺がんを引き起こす可能性があると考えられる。*6
(10) セシウムから出るγ線のエネルギーを計測すれば検出出来るので、γ線のエネルギーのスペクトルを分析出来る装置があれば簡単に検出出来る。
(11) セシウムは胎児期の器官の形成を阻害し、奇形を引き起こす。
*1 The Lund/LBNL Nuclear Data Searchを参考にしました。
*5 神戸大学の東京電力福島第一原発事故後のべ100人の放射性セシウム濃度調査結果を見てください。
*6 理論的にこのように考えられるという事です。
追記:
セシウムの恐ろしさについて(2)も見てもらいたいのですが、こちらの知見に基づいて(11)を追加しました。

ストロンチウムの恐ろしさについて

放射性ストロンチウム(Wikipedia)の恐ろしさについて説明したいと思います。
(1) 福島第一原発事故で検出された放射性ストロンチウムは89Srと90Srで、89Srはβ崩壊(Wikipedia)後に89Yになり安定するが、90Srはβ崩壊すると90Yになり、90Yもβ崩壊する放射性元素なので、90Srの線量はBq値を2倍にして評価しなければならない。
(2) ストロンチウムは、体内に取り込まれると、化学的な性質がカルシウムに近いため、骨の組織に吸収されやすく、骨の組織に蓄積されると体外に非常に排泄されにくい。*1
(3) ストロンチウムは骨の組織の中で放射線を出し、造血細胞のDNAを変異させて白血病等のがんを引き起こしたり、骨肉腫を引き起こす。
(4) 精子や卵子はカルシウムを吸収しやすいので、ストロンチウムは他の放射性物質より遺伝子の異常を誘発しやすい可能性があり、精巣がんを引き起こす可能性もある。*2
(5) ストロンチウムはすい臓がんや糖尿病を引き起こす疑いが指摘されている。*3
(6) 哺乳類の母乳はカルシウムを多く含み、カルシウムの吸収率が高いので、乳製品や母乳から多くのストロンチウムを吸収する事になる。*4
(7) 魚の骨や甲殻類の殻や海藻や野菜等はカルシウムを多く含むので、それらの食物を経由してストロンチウムを吸収する事になる。
(8) ストロンチウムは生体濃縮が起きやすく、食物連鎖の頂点の人類は大きな影響を受ける。
(9) ストロンチウムは、食物だけではなく、呼吸器からも吸収される。
(10) ストロンチウムの測定は特殊な分析装置が必要となるため、一般人では測定出来ない。
*1 成長期の子供は、カルシウムの吸収率が高いので、てくてくブログの食卓の放射能汚染から身を守るにはの「4.小さい子のいのちを守ること」に十分注意する必要があります。
*2 理論的にはこのように考えられるという事です。
*3 市民のためのがん治療の会の『長寿命放射性元素体内取込み症候群について』を見ると、ストロンチウムがすい臓がんに関係している可能性がある事が分かりますが、膵臓がんや糖尿病が最近増加しているのは、ストロンチウムの影響のせいである可能性があるのではないでしょうか。
*4 *1と同じです。
追記:

2021/2/13の地震による福島第一原発の影響について(2)

1号機よりも3号機の方を心配していたのですが、1号機の方が心配になって来ました。
ともかく、復興オリンピックより、こちらの復興対策や新型コロナ対策の方を何とかしてもらいたいと思うのは私だでしょうか。
追記:
追記2:

プルトニウムの恐ろしさについて

プルトニウム(Wikipedia)の恐ろしさについて、以下の説明したいと思います。
(1) 体内に取り込まれると、体内でα線やβ線やγ線やX線や中性子線を放出して別の放射性物質に崩壊して何時までも放射線を出し続ける。*1 *2
(2) プルトニウムは化学的な結合力が高く、肝臓や骨等に入ると非常に体外に排泄されにくいため、肝臓がんや骨肉腫を引き起こす可能性ががある。
(3) プルトニウムは重金属だが、重金属としての毒性が非常に強い。*3
(4) プルトニウムは重いから遠くまで飛ばないというのは誤りである。*4
(5) プルトニウム入りのホットパーティクル(Wikipedia)を吸入すると肺がんを引き起こす可能性がある。*5
(6) 経口摂取すると主にプルトニウムを体内に取り込む小腸や大腸の柔毛部分にプルトニウムが付着してがんを引き起こす可能性がある事が疑われる*6
(7) プルトニウムの測定は特殊な分析装置が必要となるため、一般人では測定出来ないが、政府は事故後に福島県と福島県の周辺の地域の土壌しか測定して公表していないため、日本全体の事故前後の違いを国民が把握出来ない状態になっている。
*1 プルトニウムは、途中で自発核分裂(Wikipedia)が起きない限り、鉛になるまで何度も崩壊し、その度毎に放射線を出します。
*2 プルトニウム(Wikipedia)によれば、致死量が「吸入摂取で0.26 mg(潜伏期間として15年以上)」とされています。
*3 福島県の福島県における土壌の放射線モニタリング調査結果によると福島で検出されたプルトニウムは最大約66Bq/kgですが、keisanの放射性物質のベクレル値で計算したところ、239Puだけの場合は約28.7μgになり、この千分の1の0.0287μgの量の137Csで計算したところ、約91,970.9Bq/kgになったので、Bq値が少なくても多くのプルトニウム原子が存在している事になります。
*5 福島第一原発の3号機の爆発についてメルトダウンに伴う再臨界の可能性についての内容が正しければ、3号機のMOX燃料の中のプルトニウムがホットパーティクルになって日本中のかなり広い範囲に飛び散った事になるのではないでしょうか。
*6 ネットを見ると私と同じように考えている方は他にもいらっしゃるようです。

低線量被曝の危険性について

100mSv未満の線量なら発がんリスクなし(日経メディカル 2011/03/29)によると、2011/3/28の国立がん研究センターの緊急記者会見で、「100~200mSv以下の低線量域では、広島・長崎の原爆被爆者においても明らかな発がんリスクの増加は確認されていない」という驚くべき話が出たようですが、また、私はこの事自体は何かトリックがあると思っています。
広島・長崎の原爆による被爆のように一度に大量の被曝を受けた場合と少量の被曝を長期間受けた場合の話は全く違うと思いますので、低線量被曝のリスクが明確に(HUFFPOST 2015年10月08日 2016年10月07日更新)民間機乗務員のがん発生率、一般平均より高い傾向 米研究(AFP 2018年6月27日)を見てもらえないでしょうか。*1 *2
単純に考えれば、発がん率={DNAががん遺伝子に変異する確率}×{体内の免疫機構ががんを見逃す確率}になると思いますが、{DNAががん遺伝子に変異する確率}は、当然DNAの変異の回数が多くなればなるほど高まるはずだから、同一条件なら、放射線による被曝量に比例して発がん率が上昇するに決まっているのではないでしょうか。*3
尚、てくてくブログの食卓の放射能汚染から身を守るにはの「4.小さい子のいのちを守ること」を見れば分かりますが、年齢が若いほど被曝の影響が大きい事に十分な注意が必要です。*4
*1 HUFFPOSTの報道では、固形がんの影響は認められなかったとの事ですが、調査結果は外部被曝のものである事と臓器・組織の放射線感受性(環境省)の内容が反映されている可能性が高い事に注意してください。
*2 AFPの報道では、白血病は記されていない理由は、白血病はもともと罹患率が低いため、調査対象者の中にたまたま白血病に罹った人がいなかっただけかもしれないし、固形がんの結果が食い違うのは、高高度飛行での被曝では、電離密度が高いが故に有害なX線の被曝量の割合が多い事が関係した可能性があるのではないでしょうか。
*3 高線量の場合は、放射線で免疫系がやられてしまい、{体内の免疫機構ががんを見逃す確率}が上がるので、発がん率は急上昇するのではないでしょうか。
*4 大宝保育園の乳癌の低年齢化の不思議を見てください。
追記:追記2:
X線による外部被曝の影響が思っているより多い事が分かりましたので、どうしてX線は危険なのかを見てもらいたいのですが、日本のがん患者が増えているのは、原発や再処理工場から出る放射性物質だけでなく、医療被曝の増加も大きな一因となっているかもしれないですね。
追記3:
原発労働をされている方や原発労働を考えている方は、どうして中性子線は危険なのかを見てください。
追記4:
追記5:
高線量で短時間被曝するよりも、低線量で長時間被曝した方が危険である事については、宮城県の低線量放射線の身体的影響についてのP38~41を見てください。

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