FE103NVは1cm大きいだけなので、それほど苦も無く突っ込めると思っていたのですが、エンクロージャーのウーハー用の穴を指が痛くなるほどカッターで注意深く削って、本当にギリギリで突っ込む事が出来ましたので、下の画像を見てやってください。
音質については、ノーマルのウーハーでは、ただ音が鳴っているという感じでしたが、FE103NVを突っ込んだ後は、スピーカーの口径が1cm大きくなり、マグネットもしっかりしているせいか低音がしっかり出るようになりました。
また、中音域が繊細になってボーカルが前に出てくるような感じになりましたが、ウーハーに塗料を塗る前のようなうるさい感じではなく、自然に前に出て来るようになった感じです。
FE103NVのインピーダンスは8ΩでNS10MMは6Ωなので、音量が低下するのではないかと危惧したのですが、FE103NVの能率が高いようなので、少し音量が上がったような気がします。
尚、NS10MMはネットワークの回路がシンプルで、クロスオーバー周波数のスロープがなだらかなので、フルレンジスピーカーを使う事によってクロスオーバー周波数に近い音がツイーターとウーハー(?)の両方から聞こえて音が滲んで聞こえるような感覚が一層顕著になったような気がしますが、見た目と低中音域の音質が大幅によくなったので、許してやる事にしましょう(笑)
追記:
左のスピーカーのウーハー(?)の右上のネジの位置がずれているのが気に入らなかったので、ネジを抜いてネジの穴をウーハー(?)の中心方向に拡大し、ネジをスピーカーの中心方向に傾けてネジを締めたら、ネジの位置づれが改善しましたが、ネジの穴をキリでほじくる前にネジの穴をよく確認しておくべきでした。
因みに、能率が高くなってアンプのボリュームをわずかに下げる事が出来、低音が出るようになって低音のブースト量も少なく出来た事により、電気代が少し節約出来そうです(笑)
追記2:(2023/8/28)
FOSTEX FE103NVのコーン紙があまりにも軟弱なので、タミヤのプラカラーを控えめに塗ったらコーン紙の剛性がそれなりにアップしました。
プラカラーは控えめに塗ったので低音が豊富になったという感じはしないですが、コーン紙の剛性が向上して、低音がすっきりしたような気がします。
やはり、コーン紙が重くなって音の繊細さは少し失われたような気がしますが、気のせいという事にしたいと思います(笑)
それと、Youtubeの音源で確認したところ、コーン紙を塗る前は確かに2kHz付近に周波数の谷がある事を感じたのですが、コーン紙を塗った後は解消されたようなので、少し幸せになれました(笑)